Q.指導前の生徒について
【生徒の良いところ】 1.指導を始めた時は中学1年生だったが、すごく礼儀正しい子だった 2.わからなかったところは、積極的に質問してくれる 3.指導時間は2時間で中学生からすると長い時間だが、集中を絶やすことなく話を聞いてくれる
【改善が必要なところ】
1.国語は、文章題はまずまず取れているが、漢字の問題で結構点を落としてしまっている
2.英語は、単語や文法などの基本があやふやだった
3.問題文にあまり目を通していなかったので、ケアレスミスが多かった
Q.実際の指導内容
【改善策】
1.「せっかく評論や小説などの読解問題ができているのに、一番簡単で点を取りやすいところ(漢字)を捨てているからもったいない」ということを伝え、定期テストなどの範囲が狭く、明確に定まっているテストでは、最優先で取り組んでもらうようにした。漢字を勉強する習慣がつくまでは指導時間を使って問題を解いてもらったり、間違えた漢字を数回書き直してもらうようにした。習慣がついたら、本来は1人で勉強できるところなので、特に間違えやすいところ以外は、できるだけ宿題で覚えてもらうようにした。
2.「英語は、まだ習い始めたばかりで、内容もそこまでたくさんのことを習っているわけではないため、一番点を伸ばしやすい!」ということを伝えて、まずは定期テストなどで問われる範囲をきちんとおさえ、基本を身につけることを意識して指導した。具体的には、単語や熟語の暗記させ、文法を理解するまで指導し、例文として教科書の本文を覚えてしまうぐらいのつもりで取り組んだが、最初は単語や例文の暗記を退屈に感じてしまっていたため、書いてもらうだけでなく、音読もさせるなど、できるだけ五感をフル活用させることを意識した。今では、英語は一番の得意科目になっており、勉強していて一番苦にならなくなり、いい循環が生まれていると思う。
3.ケアレスミスをしていたら、「問題よく見てね?」と声をかけることで、ミスをしていることを意識してもらい、また、間違えている箇所はできるだけ自分で見つけてもらうようにした。また、そのあとの解説で、「ここまで8割あっているけど、ここでもったいないケアレスミスをしているから、最後の最後で答えが違ってしまう」と、あっているところはよくできていることを認めて、褒めるようにした。そのうえで、「ここまでできているのにもったいない。気をつけよう!」とできていない部分にも、きちんと目がいくようにした。
Q.生徒はどのように変わった?
夏休みの中頃から指導を開始し、9月ごろに実施した前期期末テストで以下の結果が得られました。
・国語 40点(前期中間テスト)→48点(8点アップ)
・数学 60点(前期中間テスト)→71点(11点アップ)
・理科 40点(前期中間テスト)→45点(5点アップ)
・社会 60点(前期中間テスト)→60点
・英語 40点(前期中間テスト)→80点(40点アップ)
・合計 240点(前期中間テスト)→304点(64点アップ)
Q.指導で成果をあげるために必要なことは?
もともと勉強の習慣があり、量的には問題がなかったため、質を高めるといいと考えました。そこで、まずは各教科の基本が身に付くように、自分の経験を踏まえながら「こうするといい」というアドバイスをし、実行に移してもらいました。ある程度基礎力がつけば、自分で考えることもできるようになり、生徒の希望や考えも出てくるので、そこで話し合いながら、お互いがいいと思う方法で勉強したい内容を勉強するようにし、できるだけモチベーションを保てるようにしたのが良かったと思います。
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