Q.指導前の生徒について
普段からコツコツ勉強するようなタイプではなくテスト直前にまとめてやるタイプの子でした。
【生徒の良いところ】
1.家庭学習(自主学習)や日記に継続的に取り組んでいる
2.性格が温厚で、どういう指導や宿題も不平不満を言うことなく受け入れてくれる
3.やさしい気遣いや心配りがあり、旅行などに出かけるとお土産を買ってきてくれる
【改善が必要なところ】
1.学校の教科の担当の先生が気に入らないと、その教科に対する学習に意欲がなくなる傾向がある
2.志望校がはっきり定まっていない
3.学校の提出物を計画的に取り組まずためる傾向にある
Q.実際の指導内容
【改善策】
1.自分自身も過去に教科の担当教師が嫌いになり、その教科の学習を真剣に取り組まなかったため、成績ががた落ちしたことがあることを伝え、誰でも経験し得ることであると伝えました。しかし、それでは、自分にとってマイナスになるだけで、その教科が嫌いで勉強しなくなると、他の教科をいくら一生懸命勉強しても、結局その教科で足を引っ張ってしまうため、どんな状況でも全ての教科に対し向き合って学習していくことが、自分自身の向上につながることを繰り返し伝えると、毛嫌いせずに取り組むようになりました。
2.志望校がはっきりしていなかったため、まず進学情報を具体的に伝えました。内申点による各高校の合格可能性や、現在の内申点で合格可能な高校、進学校の合格平均内申点などを具体的に伝え、シュミレーションしてみることで、志望校が漠然としていても、内申点を上げることにより、高校選択の幅が広がってくることを理解し、現在は、内申点を上げるための学習に全力を尽くしています。
3.これまで、テスト勉強というと、たまっていた学校の提出物の処理に追われ、最悪の場合、提出の締め切りに間に合わなくなると、答えを写して終わりということもあり、テスト勉強らしい勉強ができない状況でした。こうした悪循環が成績向上の妨げになっていることを率直に伝え、提出物は、学校の授業進度に合わせ、計画的に進めることを生徒と約束しました。提出物を滞りなく処理していくことで、日常の学習に余裕が生まれ、弱点補強や得意教科を伸ばす指導にも時間が割けるようになりました。その結果、テスト対策指導も充実した内容でできるようになり、今回の大幅得点増につながったと思います。苦手としていた英語も高得点を取れたことで、自信が生まれ、今では、意欲的に学習するようになっています。
Q.生徒はどのように変わった?
3学期の学年末テストと今回の中間テストを比べてみると、大幅な得点アップが下記のように見られました。
・英語53点→86点(33点UP)
・数学49点→87点(38点UP)
・国語63点→72点(9点UP)
・社会83点→84点(1点UP)
・理科67点→85点(18点UP)
合計315点→414点(99点UP)
Q.指導で成果をあげるために必要なことは?
生徒の悩みや弱いところと向き合い、自分の経験談や失敗談を語ることにより、誰にでも弱みや失敗があることをわかってもらい、共感してもらうことで、まずは、生徒と教師の信頼関係を築くことが大事だと思います。学校の提出物が、計画通りに処理することができるようになったことで、本来やるべき学習や指導に時間を割くことができ、弱点を補強することが質・量ともにできたことが得点を大幅に上げることができた要因だと思います。
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