Q.指導前の生徒について
おとなしい性格で、あまり自分から話をするような子ではありませんでした。 以前から塾には通っていたのですが、学校の授業について行くのが精一杯で、1、2年生の復習には手が回っておらず、成績はおおよそ平均以下でした。
【生徒の良いところ】
1.何事にも積極的に取り組もうという姿勢が見られる
2.本をよく読んでいる
3.部活に一生懸命取り組んでいる
4.少々のことでは弱音を吐かない
【改善が必要なところ】
1.ノートの取り方、プリントの整理などが雑である
2.面倒なことを後回しにする
3.わからないところをそのままにしてしまう
4.計算問題を解くのが遅い
5.特に志望校もなく、また好きな教科もない
Q.実際の指導内容
どの教科も、まず学校の授業に合わせて不安な点をなくし、次に1、2年生の復習を順に行うようにしました。 数学・英語は塾で使用している教材をそのまま使い、理科は学校で配布されたワークを中心に復習を行いました。
【改善策】
1.字を丁寧に、また計算式などはわかりやすく大きく書くように毎回指導しました。
2.宿題ができていないとき、「できなかった」のか「やらなかったのか」を明確にし、「やらなかった」ときには、今やらなくていつやるのかという話をしました。
また、曜日ごとに生徒の時間割を作成し、その日にすべきことを明確にできるようにしました。
3.わからないときは、
・教科書などで調べる
・誰かに聞く、またはメモを残す
今後は特に一人で勉強する時間が増えていくので、いかに自学自習が大切であるか、またその具体的な方法について指導しました。
4.100ます計算(かけ算)を定期的に行い、また、数学で単純な計算問題を解くときは常に時間を計りながら行うようしました。
5.将来のついて考えるきっかけになるよう、職業や大学などについて、自分の経験を踏まえながら話したり、時には趣味の話などをしました。また、自身の専門である理科を指導する際は、生徒の興味を引くような話を盛り込みながら指導をしました。
【DCT】
どんなことでもいいので、先週より少しでも多くルーティンを達成できたときにはほめるようにしています。また、復習を行う際は、その日にやった内容を必ず手帳にメモしておき、次回の初めに覚えているかを確認してから先に進むようにしています。生徒には、その日の指導を振り返るときに、解法や公式を具体的に書かせるようにしています。
Q.生徒はどのように変わった?
テストではまだ思うような結果は出ていませんが、勉強時間が増え、取り組む姿勢も一生懸命になり、勉強に対する意識の変化が見られました。 ルーティンも毎日続けられることが多くなりました。また、志望校も決まり、以前はあまり得意ではなかった理科に興味を持ち、進んでやるようになりました。 計算速度の上昇も見られました。【100ます計算】12分5秒 → 4分30秒
Q.指導で成果をあげるために必要なことは?
当たり前のことですが、改善点を明確にし、それに対する具体的な策を講じていくことが、一番の近道だと思います。そして何よりも、なぜ勉強するのかという問いについて生徒と一緒になって考えてきたこと、また、それに伴って生徒に将来に向けた具体的な目標ができたことが意識の変化につながったのだと思いました。
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