Ｑ.指導前の生徒について
性格は明るい子で、自分で勉強する習慣はある子でしたが、模試では数学が30?40点 生物は40点、また定期テストも数学は30点以下という成績でした。
【生徒の良いところ】
１．目標・志望校がはっきりしている
２．話をまじめに聞いてくれる
３．几帳面で、ノート・提出物の文字が丁寧
４．好きな教科は自分で勉強している
【改善が必要なところ】
１．部屋が整頓されておらず、勉強に必要な教材がすぐに見つからない
２．数学などで公式を丸暗記している
３．数学の文章問題をやる前からあきらめている
Ｑ.実際の指導内容
数学は、学校の教科書や小テスト、チャート式(学校配布の参考書)など、学校で使用する教材のわからない箇所を全てカバーして指導をしました。数学に多く時間がとられることもあり、生物についてはセミナー生物(学校配布の問題集)の重要な個所にしぼって指導をしました。
【改善策】
１．教科書などは日々の学習に必須なので、学校に「置きっぱなし」にさせないようにし ました。必要な教材、プリントなどが整頓できていないと、頭の中も整理されないので、勉強するスペースの周りはきちんと整理整頓するようにしました。
２．数学は、公式・定理など覚えることは他の科目に比べると少ないのですが、少ないからこそ、公式の導き方を理解し基礎的なことをおろそかにしないように教科書の最初から戻って基礎事項の理解に努めるようにしました。
３．数学の文章問題や証明、難解そうに見える図がついている問題に対して、見た瞬間にあきらめていたので、簡単な問題から、一緒に解いていきました。
大抵の文章問題は似たパターンがあることを教え、そのパターンをチャート式を活用して理解するまで指導しました。
Ｑ.生徒はどのように変わった？
指導前は、赤点(30点以下)だった成績が、60点をとれるようになりました。 その後、生徒は志望していたデザイン系の学科のある大学へ進学し、指導は終了しましたが、今でも連絡をとり合うほど仲良しです。
Ｑ.指導で成果をあげるために必要なことは？
生徒が苦手な教科を指導するわけですから、好きな教科をやる時以上に気分がのらない時や不安になる時もあると思い、コミュニケーションを大切にしていました。 今、生徒がどんな問題を抱えているのか普段の会話の中から聞き出し相談にのったり時にはアドバイスするようにしていました。受験という長丁場で、生徒がストレスをためないように心のケアができたのが一番良かったのではないかと思っています。
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