指導前の生徒について
家庭教師をはじめた当時は、近くにある塾に通っていたものの、内申点が24で数学が特に苦手ということで、お母さんから当社に連絡がありました。 平方根や関数といった単元や入試問題で出題されるような文章問題が特に苦手だとあやさんは語っていました。
生徒はどのように変わった?
受験前の短期間の指導ということで、村松先生は、「知識の定着」と「普段の時間の使い方」を意識して指導にあたりました。
志望校の過去問から頻出されている単元を調べ、確実に点数をとっておきたい箇所を入試の過去問・塾で使っていた問題集で繰り返し指導をおこなった結果、
だんだんと自分で解ける問題が増えてきて自信がついてきました。
また、あやさんが、受験前の時間の使い方が分からないということで、村松先生が、指導がない日の時間の使い方を予定表として組んで、その予定表に書かれている
勉強内容を普段こなしてもらうようにしていたので、毎日やることが明確になってスムーズに勉強ができたそうです。
先生の指導経過
村松先生の指導報告から、
・生徒ができることを確実なものにして自信をつけさせる
・不安をとりのぞくように心のサポートをおこなう
・繰り返しを大事にして知識の定着をはかる
という指導方針で生徒の指導にあたっていたことがうかがえます。
【今月重点を置いた指導】
1月末の高校入試に向けて、簡単な計算問題を確実に解けることを重視しました。解けていない問題はどこで引っかかっているかを確認し、 類似問題を出したり課題で復習をさせたり、定着するように努めました。
【指導していて気付いた良かったこと・改善すべきこと】
◆良かったこと
”数学は全然解けません”と本人は言っていましたが、少し説明をして一つの壁を乗り越えれば解ける問題もちらほらあったことを 確認できたことです。そしてそれを本人にも伝えることで、少しはモチベーションが上がった気がします。
◆改善すべきこと
危機感がない。自分で上手に時間を使えないので、あと短期間はこちらがやるべきことを細かく伝える必要がある。
【来月の指導方針】
学年末テスト、学力診断テストにおいて、設問1や設問2のような計算問題や難易度の低い問題を8割は解けるようにする。
【今月重点を置いた指導】
入試直前だったので、生徒さんの不安な気持ちを少しでも和らげられるように心掛けて指導しました。 計算問題は確実に解ける!という自信を持ってもらえるように、計算問題の解き方の定着を図りました。
《一人で解いてもらう→間違えた箇所を一緒に確認→そこを意識してやり直し→課題として一人で解いてもらう》
を繰り返し、自分がひっかかりやすい問題・箇所を意識してもらいながら解いてもらうことで、 だんだん間違えやすい箇所にもひっかからずに解けるようになってきました。「これなら解けるよ」という言葉を聞く場面も増えてきました☆
難しい問題へのチャレンジ入試直前なので、あまり範囲を広げすぎてかえって混乱しないように気をつけました。 生徒さんと相談しながら、あと少しの説明・練習をすれば解けそうな問題を一緒に探して取り組みました。 《確率、平行線などを使った角度、√を使った問題、因数分解を応用した問題など》
生徒さんの不安についてとにかく「落ちたらどうしよう」 「当日できなかったらどうしよう」と不安そうだったので、休憩時間を使って話を聞いたり、一緒に話したりしました。
【指導していて気付いた良かったこと・改善すべきこと】
あと少しで解ける問題が多くてもったいないこと→はじめは「数学は全然分からない」と生徒さん自身が口にすることが多かったのですが、 少しつまづいているだけで問題の意図を理解すれば解けたり、少し解説をすれば解ける問題もありました。
今回は試験直前だったのであまり範囲を広げませんでしたが、今後もどこが分からなくてどこでミスをしているのかを指摘・指導してもらい、 それから何度も繰り返し練習をするような環境にあれば絶対に伸びると思います。どうか「自分はだめだ」という気持ちをとっぱらって、 看護士の夢にむけて理数系も頑張って欲しいです。
お母さんより
塾だと生徒一人一人へ、きめ細やかなサポートが行き届いておらず、うちの子も含めカリキュラムについていけていない子も多いと思いますが、 家庭教師だと子どもの分からないところを隅々までサポートしてもらえるので、今となっては、はじめから家庭教師にお願いすれば良かったと 思っています(笑)