指導前の生徒について
俊介くんは、学校から帰宅後いつも部活で疲れて寝てしまい、テスト前ギリギリしか勉強する習慣がないとのことで高校2年生の9月頃家庭教師を始めました。どうやら、学校から帰ると勉強モードに切り替えることが難しく、1年生の頃はなんとかテスト直前でカバーできたが、2年生になるにつれ内容も難しくなり、テストの点数も次第に下がっていっているということでした。
◆生徒の良いところ
指導していくなかで分かった俊介くんの良いところは、まず1番に部活にとても熱心。であること。サッカー部に所属しており、毎日遅くまで部活を頑張っています。また明るく、物事に対して常にポジティブでいます。勉強面でも、勉強モードに入ると集中力も高く、必ず宿題をやってきてくれます。ただ、はじめにあるように、宿題はやっているものの勉強が習慣づいていないことが、今回の成績ダウンの大きな原因だということがわかりました。◆問題点
・宿題を直前にやっているため、勉強が習慣づいていない・普段なんとなく問題を解いている
改善策
自分にあったスケジュール宿題をするスケジュールを、週単位ではなく日単位で何をどこからどこまでやるか、部活も考慮しながら細かく一緒に設定し、スケジュール表を授業終了時に毎週作りました。宿題内容も普段使いなれている学校のワークを使うようにしています。その中でも、週の真ん中の水曜日は「この日は勉強オフの日!」決め、メリハリのある生活を心がけてもらうようにしました。
分からないところは絶対に放置しない
授業中分からないところは聞いてくれるんですが、宿題で分からなかったことがある場合、何が分からなかったのか忘れてしまうことが多くあります。これでは宿題の意味がないので、分からなかった問題には大きめの付箋を貼ってもらい、「どこまで分かったか」「どこが納得いかないか」等を簡潔に書いておいてもらうようにしました。
生徒はどのように変わった?
部活動での様子から分かるように、もともと努力家な彼。宿題もまじめに取り組み、分からない問題に当たった時も、きちんと付箋をはったりメモを書いたりするなどして、授業前にきちんと聞きたいことを把握しておいてくれるようになりました。
それらのおかげで、テストでは多くの教科を20点近くアップさせることができました。またその中でも苦手だった化学は、繰り返し解き、付箋を貼ってあった問題も授業で自力で解けるまで解いてもらったので、8割とることができました!
これからの目標
目標は、3年生になるため受験生の準備固めです。受験生は日々の努力の積み重ね。これまで以上にも根気が必要になります。その土台作りとして、今からより勉強習慣を確立していきたいと思います。これからも勉強も部活も、気を引き締めて頑張りましょう!