指導前の生徒について
勉強に対してまじめで、勉強時間も確保できている彼。しかし、 なかなか試験のテストに反映されていないということで家庭教師を始めました。
◆生徒の良いところ
・勉強習慣がある。
・発展問題に意欲的に取り組む
・分からない問題をそのままにしない
◆問題点
・ケアレスミスが多い
・同じ間違いを何度も繰り返してしまう
◆考えられる原因
・見直しを怠っている
・問題を解くスピードを意識しすぎてしまっている
・問題を繰り返し解く習慣がない
改善策
見直しの大切さを伝えるたかがケアレスミスと思うかもしれないが、将来入試で合否を分けるかもしれない。
ある程度スピードも必要だが、丁寧な字で、じっくり考えることも大切。また、途中式も 自分の中で納得しながら問題を進めていくためにも書いたほうがいいよと伝える。
見直しリストをつくる
本人がケアレスミスをおこす可能性が高い項目を箇条書きにしてリストを作成し、問題を解き終わったあとそれを見ながら見直しをしてもらい、習慣づけてもらう。
ex.
見直しリスト
数学・理科
1.計算間違ってない? 2.単位付け忘れてない?
英文
1.ピリオド・クエスチョンマークはつけた?
2.3人称単数・複数・過去形にするの忘れてない?
選択肢
1.選択するのは当てはまるもの?当てはまらないもの?
2.選択するのは1つ?複数?
間違いを意識する
問題集の問題番号の横に一度つまずいたものはチェックをする。2回目以降もチェックを続けて、問題を見ただけで自分が何回間違えたかを分かるようにする。
生徒はどのように変わった?
テスト前、間違えた問題を意識しながら繰り返し解くことができるようになりました。その問題がテストに出て、自力で解くことができたときは、本人もとても嬉しそうにしていました。また、一つの前進として見直しリストを使うことで、見直しする習慣がつくだけではなく、解くときにミスしないよう意識することができるようになりました。そのおかげもあり、テストではとくに英語の「s・edのつけ忘れ」ミスはなくなり、計算ミスも少しずつなくなりました。
これからの目標
多くのケアレスミスが大分改善されてきた今、これからの目標として多くの発展問題に取り組んでいきたいと思います。発展問題も基礎の積み重ねであると思うので、いままで通り、コツコツとやっていけたらと思います。