指導前の生徒について
家庭教師をはじめてから、宿題やテスト勉強にも熱心に取り掛かっており、定期テストでも大分結果が出るようになりましたが、実力テストや模試ではあまり成績がよくなく、過去の基礎が定着していないように感じられました。本人曰く、1、2年生当時はそんなに成績が悪かったわけではなかったが、全く復習していないため覚えていないということでした。
◆生徒の良いところ
優しく気配りができる
まじめに授業を受けている
分からない問題は、きちんと分かるまで取り組む
◆問題点
過去に習った中で分からないところが多い
できる範囲とできない範囲のバラつきが大きい
何から始めれば良いのか分からない
改善策
苦手を分析し、課題リストを作成するこれまでのテストや模試の結果などを並べて、得意・不得意を見つけ、それを克服するためにすべき課題を、いくつかリストアップする。また特に優先的にすべき課題があれば、マークをつけておく。 そのリストは机のところに貼っておいてもらい、いつでも見られるようにしておく。
課題を達成した場合は二重線で消していく。
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達成感があり、やり終えた課題、残っている課題が目に見えて分かる
その2 苦手分野に集中しすぎない
苦手なものを解くのだけに一生懸命にならない
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得意な問題も多く解き、モチベーションをあげる→苦手分野への取り組みに繋がる
長期休暇を利用して、過去の復習をしていこうと思った時、過去に習った内容が多すぎて、本人がどれから手をつければいいのか全く分からない状態でした。それに加え、ただ苦手なものをひたすら解いていくだけでは、あまり達成感がないのではと思いました。
そこで、まず勉強する必要があるものを相談しながら紙に書き出し、机に貼ってもらうことにました。こうしてリストアップすることで、するべきことが整理され、視覚的刺激になり、一緒に確認し合うのにも大変役に立ちました。
生徒はどのように変わった?
目標設定をしっかりとし、ビジョンを把握した上で取り組むことによって、自分が今何をすべきで、何がすでに終わっているのかが分かり、勉強することに対して目的が見えてきた様子でした。以前は解けていたこともあって、思い出すとだんだんテンポよく解いていくこともありました。 夏休み中盤までにすべてのリストを終わらせるというゴールを設定し、今はそのゴールにむかってもくもくとがんばっています。
これからの目標
リストアップした課題がすべて終わったら、同じ内容のところをテストするなど復習を徹底し、もうひとランク上の問題にチャレンジしていきたいと思いたいと思います。このようにして乗り越えていくことで、苦手から、得意に変わっていってくれるとうれしいです。