指導前の生徒について
目前にあるその時の宿題を出すときちんと取り組み、分からないところには積極的に質問してくれるなど、とても勉強に対して意欲的な子だなぁと思いました。特に英語が得意で、定期テストではとてもいい点数を取ってきてくれます。しかし、数学・理科の実力テストでは定期テストに比べてガクンと下がってしまうようで、本人も「全然分からない」といった状態でした。
◆生徒のいいところ
1.得意な科目・分野がある
2.集中力がある
3.疑問に思ったことは積極的に質問してくれる
4.宿題や学校の提出物をきちんとこなす
◆問題点
1.復習をしなければいけないとわかっていても、何から手をつければいいのか分からない
2.過去に習った範囲の基礎を忘れてしまっている
3.量が膨大すぎてやる気になれない
解決策
実力テストから苦手分析実力テストで同じ分野を何度も受けるにつれて、本人も苦手なところに少なくとも勘付いています。今までやった実力テストを二人で眺め「あーここ苦手だった!」「この時は全然勉強してなかった・・・」などと教えてもらいながら、苦手なところを見つけました。このようにして本人に苦手分野を再確認し、意識してもらうことにまず重点をおきました。
はじめは必ず一緒にスタートし、授業時間内に「できる」感覚を覚えてもらう
苦手意識が強く、テストでも問題を解くのをあきらめていた様子。導入はゆっくり一緒に解き、最終的には一人で「できた!」と心から言えるようになることを最重視しました。
もう過去に習ったのだからと、初めから欲張って難しい問題に挑戦せず、問題を解くことができたらたくさんほめました。
二人で一緒に目標を設定する
慣れてだんだんテンポがついてきたころには、夏休みなど休み期間を利用して、課題のここからここまでは〜日までに必ず習得する!!という簡単すぎず、また無理のない目標を一緒にお互いが納得できるよう設定し、それに向かって頑張るようにしました。
生徒はどのように変わった?
初めは消極的だった苦手な問題も、すいすい取り組むようになりました。実力テストでは空欄だった数学の連立方程式の応用は、「今ではすごく得意になった!」と言ってくれます。少しずつですが、勉強した単元は必ず伸びています。それがすごく身になっているようでうれしく思います。
これからの目標
目先のことだけでなく、いままで習った総合力をきちんと身につけて精進できたらと思います。春から受験生になるので、志望校に向けて一緒に頑張っていきたいです!