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2012年5月28日
【中学受験】東海中学校入試説明会(2012年5月26日)
5月26日、晴れ。
当会中学校の入試説明会に参加してきました。
1.学校紹介
2.東海生の生活
3.在校生から
4.「学校探検」の説明
という内容でした。1の学校紹介については、去年・一昨年の記事にも掲載しておりますので、そちらを参考にしてください。今回の学校紹介で印象に残ったのは以下の通りです。
1.小科別授業
社会は中学校より小科別授業を採用しているため、地理・歴史・公民と分けて授業を進めているとのこと。確かにこの授業スタイルを採用できると、地理・歴史・公民への理解は深まりますね。
また、英語は高2・高3ではレベル別に分けて授業をしているそうです。
2.卒業レポート
中高一貫で高校入試がないため、どうしても中だるみしがちです。そこで、東海中学校では卒業レポートという課題を中学3年生に課しています。「将来自分が何になりたいか?」をテーマにしてレポートを書かせるので、このレポート執筆を通して、勉強への意識が変わる子も多数いるそうです。
3.サタデープログラム
各界の著名人を呼んで開催するサタデープログラム。今年は、鳩山由紀夫元総理大臣が講演されるそうです。一般の方でも申込みはできるそうなので、興味がある方は是非!!
4.部活も強い
ワンダーフォーゲル部:日本代表に選出!
陸上部:100m×4で全国4位!!
数学研究会:Jr数学コンクール金賞!
ディベート部:全国準優勝!
将棋部:全国5位!
■2012年度進学実績
東大26名(うち浪人12名)、京大26名(うち浪人9名)、名大44名(うち浪人14名)です。この学校の受験実績の特長は、浪人生の割合が高いと言うことです。また、医学部への進学も多いです。名大の場合、25名が医学部医学科に合格しています。国公立大学合格者合計251名(うち浪人119名)、国公立医学部合計99名(うち浪人44名)です。去年と比較すると、国公立合格者は28人増、国公立医学部合格者は4人増でした。
■2012年度中学校入試結果(括弧内は前年度比)
<人数>
志願者数:939名(-41名)
受験者数:888名(-45名)
合格者数:435名(-15名)
入学者数:397名(-10名)
※実質倍率2.04倍
<点数>
受験者平均総得点:227点(-1.7点)
国語61.1 算数49.2 社会66.1 理科50.6
受験者最高得点:352点
合格者平均総得点:262.1点(-3.7点)
国語68.1 算数62.2 社会73.4 理科58.4
合格最低点:232点(0点)
↓↓↓↓他の私立中学校の説明会レポートも是非見てください↓↓↓↓
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2012年5月20日
【中学受験】南山中学女子部入試説明会(2012年5月19日)
5月19日、今日は南山中学女子部の学校説明会でした。
いりなか駅を降りると、
周りには身だしなみを整えたお子様連れの方がたくさん。
向かう先は一緒のよう。
天気は快晴で、南山中学周辺はすごく雰囲気のよい街で、
この時点で、自分の子どもも南山女子に通わせたいなぁって思っていました★
道中は、南山中学の先生方が道案内をしてくれました。
横断歩道には交通整理をしている先生達も。
すごく配慮をしていただいていてうれしい気分です。
まずは西校長のお話です。
今回で2回目ですが、前回同様大変為になるお話しでした。
教育者としては忘れてはならない言葉もいくつか頂きました。
「難のために勉強するんですか?」
「人間になるためですよ」
サンマを見て、サンマだうまそう!としか思えないのは猫。
サンマの裏側にあるドラマを色々想像できるのが人間。
勉強をすることで、感性の豊かな人になって欲しいということでしょう。
続いて教頭先生から学校について紹介がありました。
まずは、行事案内。
4月に高1オリエンテーション合宿を行ない、いわゆる中だるみ対策をしているそうです。
高校受験がないことを良いことに、勉強をサボる子もいるので、気合いを入れ直すんですね。
8月のカトリック校定期交歓会では、カナダではなくイギリスに行くようです。
9月に行われる学校祭には小学生以下の子どもを同伴すれば大人も入れるそうですよ。
つづいて、カリキュラム。
6年間の教育は、うまく時間を使い中学校の時はゆっくりと勉強できるようにカリキュラムが作られています。中学校では到達度の絶対評価を重視して、成績順位などは出していないとのこと。よい風がながれる環境に身を置き、そして、ゆっくりと勉強できるとなると中学生という多感な時期の子にとってはすごくよい刺激になると思います。また、水曜は7限授業・土曜日は月1回登校で、学習指導要領の変更に伴い、中1で英語1時間増、中2で数学1時間増、中3で社会1時間増になったようです。
文系理系の選択決定は、高校3年生。
これは普通の学校よりも遅い決定ですね。
現3年生理系が6割だそうです。
続いて、入試の解説。
この部分が、本入試説明会では最も親御さんが興味を持たれる部分でしょう。
12年度入試の受験者数は、705名。合格者数は172名。実質倍率は4.1倍でした。
4倍を超える倍率なのは、愛知県では南山女子だけです。
受験者の平均点は485.9点(60.7%)。
合格者の平均点は585.8点(73.2%)。
合格ボーダーラインは545点。
去年と比べると合格ボーダーラインは40点上がっています。
また、受験者平均と合格者平均の開きが最も大きいのが算数で23.1%も正答率に差があります。
大きく明暗を分けるのが算数の出来ということが分かります。
ちなみに、11年受験者数839人に対して、今年は705人と大幅に下がりました。
これは、南山小学校からの内部推薦での進学者がいることで外部からの入学者が減るのではと思われたからではないかと分析されていました。
続いて、各教科の入試問題解説です。
ここからは教科の担当者が説明をしてくれました。
<国語>
1.狙い
(1) 全体のつながりを読み取る力
(2) 要点をまとめて的確に記述する力
(3) 漢字力(=豊富な語彙力)
(1)は全体のつながりを読み取る力を見るために長い文章を出しているとのこと。
(2)は文章をまとめる力を見たいのと、部分点を出してあげたいから。なので、分からなくても何かを書くという姿勢が大事。
(3)漢字をしっかり丁寧に書けているかを見る。決して難しい言葉について答えさせているわけではない。
2.問題分析
大問1の4を活用して全体のつながりを見る問題とはどういうものなのかを解説していただきました。
漢字も"打開"など決して難しくない漢字も出題されていました。
3.対策
・段落で読むようにする。意味がつながらなくなったら前に戻るように読む
・書く習慣をつけること。模範解答を書き写すこともよい勉強。手の記憶力を活用しよう
・本屋新聞に触れて、分からない言葉に出会ったら辞書を引いたり、お母さんお父さんに質問しよう
・考えることが大切。国語は言葉の教科なので、言葉について関心を持ちましょう
<算数>
1.狙い
(1)問題を理解する力を見る
(2)計算力を見る
(3)解法を見つける力を見る
2.問題分析
平均正答率が47%で、他の教科に比べて難しかったと言えます。難しい問題については、小問を作って解きやすいように配慮しています。
21題中6題が正答率30%以下(問題番号:8,14,15,18,19,20)で、中でも8は20%以下でした。
3.対策
・単純な計算問題、記述式の問題、作図問題は今後も出題予定
・教科書・参考書・問題集で基礎からしっかり学び、多くの問題にあたること
<理科>
1.狙い
・平均点6割から7割を目標に作成
・生物、化学、物理、地学の全分野から出題
・単純に知識を聞くだけではない
・化学論理を読み解く力を試す
・考察する力を試す
・文章、用語、グラフで答える力を試す
・計算力を試す。計算式も正しくかけるように
・日常生活に関わりのある内容を出す
2.問題分析
正答率が低かったのは、問題番号4,7,10,20,28,30,31,36でした。
3.対策
・科学的、論理的に考える力を身につけてください。教科書に載っている実験などについては、じっくりそれについて考えて、それについて書いてまとめることが大切です。
<社会>
1.狙い
・社会科の内容全般について、基礎的な力を持っているかを試す
・図表を読み解く思考力を持っているかを試す
・社会への興味関心があるかを試す
2.問題分析
時事問題を絡めて出題したので、原発関連問題を出しました。国内のことについては答えられていましたが、国際的なことについては答えられない子が大勢いました。
3.対策
・基本的な用語が正確に書けるようにする
・記述問題は、問われていることを見失わずに解答する。色々なことを関連性を持たせて覚えることが大切です。
・時事問題重大ニュースは、ただ暗記するのではなく、そのニュースと教科書に出てくる知識を関連づけることが大切です。
・消費税増税って?、TPPって何?という話題を家庭でもすることが大切です。
<2012年応募状況>
募集人数(一部概数):200
志願者数:734 受験者数:705 合格者数:172 実質倍率:4.1 受験者増減(対前年):-134
昨年受験者実数:839 試験日:1/28(土)
<2012年入試状況>
試験科目:国語、算数、理科、社会
配点:各200点、合計800点
合格者平均点:国語162.7点、算数129.1点、理科145.2点、社会148.8点、5科585.8点
<学校説明会>
■文化祭
日時:2012年9月22日(土)・23(日)
会場:女子部校舎
小学生以下の女子とその保護者を対象に個別相談会を行います。当日は女子部で使用している各教科の教科書やクラス通信等の展示も行います。
■学校説明会
日時:2012年11月17日(土)14時?15時30分
会場:南山学園講堂
南山の教育理念・宗教教育についての説明、女子部の教育について(学習指導・学校生活について)の説明の他、中学合唱大会優勝クラスによる合唱披露、英語スピーチコンテスト出場者によるスピーチ披露などを予定しています。終了後には、校舎見学・個別相談も行われます。
中学受験コースのページに中学受験について役立つ情報を掲載しています。
是非、そちらも見てみてください。
中学受験生コース
↓↓↓↓他の私立中学校の説明会レポートも是非見てください↓↓↓↓
http://www.zeroichi.com/sj/index.html
2012年5月17日
地味なことの積み上げがよい教育を作る
ガッツ家庭教師では、先生に生徒さんの良いところを書き出してもらっています。
家庭教師として、指導をしているとどうしても生徒さんの悪いところに目が行きがちです。
でも、そこだけに目を向けていたら、生徒さんに良い指導をすることはできません。
しっかりと良いところにも目を向け、見つけ出して、それについて生徒に伝える。
こういうことが生徒の自己肯定感を高め、やる気を引き出していきます。
教育の仕事は、本当に地味なことの積み重ねだとつくづく思います。
この積み上げが一番大切。
こんな地味なことに付き合ってくれる先生に囲まれていることが本当にうれしいです。
Written By KOGA