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2008年4月 3日

気持ちいい環境を意図的に作ってしまおう




一日生活しているといろんなことが起こります。満員電車に乗って嫌な思いをしたり、先生に叱られたり、テストでよい点数を採ったり。。。。図の黒いの線は、出会った出来事の良い度・悪い度をチャートにしたものです。


出会った出来事出来事に反応して、多くの人のモチベーションは上げ下げされます(図の青色の線)。一番の理想的なモチベーションの線は、どんな出来事が起きようともまっすぐな線です。イチローはどんなに打率が振るわなくても、どんなに打率が良くても、そのことについて一喜一憂はしません。つまり、彼のような一流プレイヤーは、モチベーションは常に高い状態で維持しています。


また、イチローのように一流でなくても、自分を上手くコントロールできる人は、赤い線で示したようなモチベーションで行動しています。


最高なのは自分の気分をコントロールして、常にモチベーションの高い状態を維持できるようになることです。


しかし、です。そんなこと中学生や高校生に求めることはなかなかできませんし、かく言う私だって、いろんな出来事に振り回されて、凹んだりします。


大事なのは、


私たちは、毎日いろんな出来事に遭遇して、その都度、うれしくなったり、むかついたりすることがある

ということを知っておくことです。つまり、うれしくなる環境がどんなものかを知ってれば、意図的にうれしくなる環境を整えることができ、やる気をアップさせることも可能です





私は、朝、コメダコーヒーに良く行きます。なぜかというと、コメダで雑誌新聞を読んでいるといろんなアイデアが浮かんでくるからです。私は、このことを知っているので意図的に利用しています。


勉強環境でも同じことが言えます。例えば、中学2年生のMさんの場合、勉強する場所を自分の机にしたり、応接間のコタツにしたりして、場所を変えて、気分を盛り上げています。また、高校2年生のTさんは、やるべきことを書き出しておいて、それができたらその項目を消していくという行為によって、小さな報酬を自分に与えて、やる気を引き出しています。


最高は、自分で自分のモチベーション・気分をコントロールできるようになることです。でも、それができない場合は、自分がどういう時うれしいと感じたり、効率よく勉強ができるのかを知っておき、その状況を意図的に作りましょう。


このような作業を、「現在地を知る」と言っています。はじめての場合は難しいかも知れませんが、2回、3回とこの作業をやっているうちに今まで気づけかなった自分だけのルールに気づくことができるようになります。


私を知る人も知らない人もワンクリック!



2008年4月 1日

問題は、答えを背負って現れる




どこかへ行こうとする時に、まず何を確認しますか?


「目的地ですか?」「高速道路の整備状況ですか?」「中継ポイントとなる道の駅ですか?」


どこかへ行こうとする時に、一番大事なことは、


「現在地の確認」


です。


現在地を知らなくして、目的にいけるはずもありません。目的地が岐阜駅だとしても、出発地点が岐阜大学なのか、それとも、名古屋駅なのかでは行き方は全く違うし、方向も全く違います。


すごく単純なことですが、このことに気づいていない子どもたちは結構多いです。ただ闇雲に勉強をしている。目的地に向かってもがいている感じです。それでは、申し訳ないが結果は出ません。結果を出したければ、自分自身がどこにいるのかをもっとよく考える必要があります。


現在地といっても、どこの分野が得意で、どこの分野が苦手とかそういうものだけではなく、今までどういうことをやってきて、どういう行為が効果的で、どういう行為をすれば効果が上がると知っているかなども含みます。また、客観的に見て自分ができていないことを捉えることも重要です。

実践例を紹介すると、


・毎日速読英単語を4ページずつこなしてきている。
・あんまりやれていないけど、英語の教科書の全文和訳を暗記すれば良い点が採れる。
・語順整序問題や英作文はほとんど点数が採れた試しがない。
・夜20時に寝て、朝4時に起きれば良い一日が送れる
・中学の文法は忘れている。
・5回ずつなど練習して丸暗記すれば結果が出る。



これは、高校生の事例ですが、中学生でも自分を見つめ直させると意外にいろいろなことを気づいてくれます。人間の心は弱いものなので、分かっていてもやめられないことはたくさんあります。太るって分かっていても、ついつい晩酌をしてしまう。そんなものです。


しかし、自分の現在地を確かめて、弱い自分と対話しながら、一歩一歩歩み続けるという行為が非常に重要です。


自分を知って、自分と対話をしながら、1mmでも成長しようと努力する。それが、教育にとって一番大事なことです。

「問題は答えを背負って現れる」

答えは、自分の中にあります。自分を見つめて、自分の現在地をよく知ることから始めましょう。



私を知る人も知らない人もワンクリック!



2008年3月31日

たくさんの人に助けられながら、大学に合格





「僕にとって受験は辛い経験であった同時に、とても大切なことを教えてくれた貴重な体験だったと思います」


高校3年生のAくんです。彼は、南山大学に合格し、今年の春から通います。かつて、彼は引きこもっていました。学校へは行かず、外出すらしませんでした。


「家に引きこもっているから、家族以外の人と話す機会を設けてあげたい」


これが、親御さんが家庭教師を私たちにお願いしてくれたきっかけでした。


家庭教師F先生は他愛もない会話をすることから始めました。日常の出来事を話したり、ゲームを一緒にやったり。しばらくして、家庭教師の自動車でドライブに出かけました。外に出ることを嫌がっていたので、ドライブに出かけることは、Aくんにとってはすごい冒険でした。しかし、それに踏み切ることができるようになったのもF先生の太陽のような温かさがあったからに違いありません。


指導を開始してから、半年後。Aくんは、高認試験を受けることを決めます。そして、勉強を始めました。久々の勉強です。忘れていることもいっぱい、自分の無力さを思い知らさせ、何度も辞めようと思いました。


「受験なんて、バカらしい。そんなものいいじゃないか!」


しかし、です。そんなAくんにF先生は寄り添います。


「毎日、毎日成長しよう。1mmでもいいから毎日前へ進もう」


F先生の優しい声を聞き、両親にも励まされ、毎日努力を続けました。「大学へ行きたい!」という想いは日増しに強くなり、そして、翌年の夏に高認試験に合格し、そして、今年の春に南山大学に合格。


彼は、合格した後、自分自身を振り返り、こう述べています。


「F先生には、勉強を教えてくれたのはもちろん、勉強に対する意欲をくれたということを感謝しています。また、多くの人たちに支えてもらいました。ともに受験する、仲間、家族、そして、先生です。」


周りのサポートがあったからこそ、目標を達成できた。周りの人に励まされたり、その期待に応えようと思うことが大きな力となった。


この体験は、Aくんにとって、大きな波風立つ体験だったでしょう。そして、それを支えたF先生にとっても貴重な体験になったに違いありません。


F先生は、この春就職して、教育者としての道を歩みます。これからも体当たりで生徒たちに向かい、生徒たちとともに多くの感動体験をしていくと思います。


私たちの家庭教師は本気で生徒と関わり合います。この本気の関わり合いがあるからこそ、人が変わり、ドラマが起き、奇跡を呼ぶんだと思います。

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