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2008年6月 9日
旭山動物園に学ぶ
週末を利用して北海道へ旅行に行ってきました。
そして、行ってきました、旭山動物園★
旭山動物園は、動物の動きなどをリアルに伝えるための工夫が施された行動展示で有名です。カルガモ・白鳥などの鳥たちは、まるで本当の自然の中を飛び回るように飛んでいました。テレビや雑誌でもよく見かけるペンギンやシロクマもすごく迫力がありました。中には、小さな檻に入れられていて決して行動を展示してもらっているとは思えない動物(鷹や鷲)もいました。しかし、猿山には転がせばえさが出てきたりする遊具が備え付けられ、動物たちが積極的に行動を起こせるような工夫がされていました。
でも、もっと印象深かったのが、手書きのポップです。学術的なことを書くのではなくて、いつ生まれてどこの動物園から来て、どういうことに手を焼いているとかそういう内容が書かれています。これが非常に楽しかったです。ぶっちゃけ、学術的なことを書かれても分からない。でも、私たちでも想像できるような身近なことが書いてあるのでついつい読んでしまいます。また、飼育担当者の写真も掲載されていて、より親近感が湧きます★
しかも、喪中のポップまで作ってあって、「いついつに死んでしまったんだなぁ。かわいそうに。」と感情移入までしてしまいます。
このブログもついつい専門的なことを書きがちなので、もっと平易な言葉で、具体例を豊富にして、子どもの成長や勉強のことについて伝えていければと思っています。
北海道帰りのランキング。落ちてますね・・・^_^;応援ください★
2008年6月 6日
良いところ、問題点、解決策を見つける
今月から指導進捗報告書というものの作成を家庭教師の皆さんにお願いしました。これは、
Solution Focused Approach
という手法を応用したシートです。
どんなシートかというと、「生徒の良いところ」「生徒が抱える問題点」「問題点への解決策」の3つについて箇条書きに思いつく限り書くシートです。
指導者たるもの生徒の良いところには気づかなければなりません。それに気づいて、生徒のことが好きになることで、親身の指導をすることが可能になります。家庭教師さんは様々な良い点を見つけてくれています。(詳細については時間がある時に紹介しますね)。
そして、また生徒は絶対に問題点を抱えています。かつてジャックウェルチ(GEの元社長)は、管理職の部下に「問題点はあるか?」とたずねたところ、その部下は「問題点はありません。」と答えたそうです。その時、ジャックウェルチは、
「問題がないことなどあり得ない。それを見つけられない君がここにいることが問題だ。」
と言ったそうです。どんな生徒であろうと問題点は必ずあります。だから、それを見つけて、問題点の解決策を見つけ出すことが非常に重要です。
家庭教師の皆さんは多くの問題点を提出してくれています。これを見るに、意外に生徒の抱える問題点は共通になっていることが見えてきています(まだ分析途中ですが・・・)。これは面白いです。問題点の共通化を図り、解決策を家庭教師全員で考えて、見つけ出すことができれば、大きなノウハウになります。これは、私たちにとっても素晴らしい財産になると考えています。分析を頑張らなければ★
良い点を認めて、それをほめる。その後に、問題点を指摘して、解決策などを提示して、叱ったり励ましたりする。指導者たるもの、このことを実践すること重要です。また、このことが指導者の原点であると思います。
すみません。更新が遅れました。。
2008年6月 3日
キャリア教育シンポジウム
土曜日にお世話になっているNPO法人ASK-NETのシンポジウムに参加してきました。
ASK-NETさんが経済産業省が発行したキャリア教育ガイドブックの制作をし、そのお披露目のシンポジウムでした。キャリア教育ガイドブックの詳細はコチラ
ガイドブックは、数ある実践例から7例を抽出した物語編と、今日からでもキャリア教育が始められるようにと実践法がまとめられた実践編の2冊で構成されています。
物語編の中には、たくさんのイキイキとした子どもたちの写真があります。一つの職業体験をするために、子どもたちはいろいろな下準備をしています。時には、コーディネータや先生に頑張って考えた企画をことごとく突っ込まれて、ぼろぼろになって泣きそうになったり、仲間と言い合いをしたり、辛い思いもしたでしょう。また、自分たちで企画を考えて、それをコーディネータや先生が納得してくれり、仲間と一体になって頑張ったりと最高にうれしい経験もしたでしょう。
子どもたちが準備してきたことを発表する場は、実践の場そのものです。野菜を売ったり、自転車の企画をプレゼンしたりして、大人たちの反応を見ます。
「野菜は有機野菜・減農薬野菜にこだわっています」と大声を上げて、店先で通りゆく大人たちにアピールするのです。もちろん、必要ない人は、相手が子どもであろうと冷たくあしらいます。しかし、それに子どもたちはめげることなく、お互いに助け合いながら野菜を売り続けます。
自転車の企画のプレゼンでは、自転車のプロたち(シマノの社員たち)も舌を巻いたようです。思わず、面白い!と言いたくなった企画もあったでしょう。子どもたちは、企画のプレゼンが分かりやすいように実際に段ボールなどで試作品などを作ったりして、プレゼンスを高めていました。
ASK-NETの毛受さんは言っていました。
「感動体験は、楽しいばかりではなく、苦しい体験があるからこそ生まれる」
子どもたちは、仲間と協力していろいろな制作物を作るという楽しい時間も過ごしたでしょう。しかし、仲間割れを起こしたり、コーディネータや先生から厳しいことを言われたりして苦しい体験もしたと思います。しかし、それを乗り越えて、最後の発表の場を向かえたからこそ感動が生まれるんだと思います。
自転車の企画を全面的に協力した自転車メーカーシマノの社員たちは、「はじめは、この企画を社会貢献と位置づけてやっていたが、この経験を通して、自転車のことや自分たちの仕事の意義などを改めて学び直した。だから、この企画に関わっていくことは社員教育です。」と言っていたそうです。
協力し合うことで、大きな成果が生まれる。地域と学校が連携することで、こんなに素晴らしい輝きが生まれる。
最高の空間です。私はそういう環境にも身を置きたいと心から思っています。
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