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2008年6月12日
絵は4倍の情報量を持っている
学校でちゃんとノートを取る子、ノートを全く取らない子。いろいろな子がいます。もちろん、ノートは取った方がよいです。そして、ただ取るだけではなくて、ノートを取る時にあることを意識すれば、勉強は楽しく、すごく楽になります。
例えば、自分の部屋について誰かに説明する場合、
「言葉だけで説明する場合」と
「言葉で説明しながら紙に図を描きながら説明する場合」
では、どちらが相手に伝わりますか?
考えるまでもなく、間取り図を使って説明した方がより的確に自分の部屋の説明をすることができます。
なぜこのようなことが起こるかというと、
図や絵は文字に比べて4倍の情報量を持っている
ためです。1分間に言葉だけで説明したら400文字分の情報量ですが、1分間に絵も交えて説明すると2,400文字分の情報量になります。このことからも、ノートにはたくさんの図や絵を書いた方が効果的と言うことができます(内容に全く関係のない絵を描いても効果はありませんが・・・(^_^;))。
言葉と図や絵で説明した方が、記憶にも残ります(図参照)。5日後の記憶量は、言葉と図表を利用した場合では、60%強ですが、言葉だけの場合では、10%弱です。言葉と図表を利用した場合と言葉だけの場合との差はなんと6倍以上です。
ノートにはたくさんの絵や図表を書きましょう。数学・算数なら、問題の解き方が分からなくても、とりあえず、グラフや図は書きましょう(そうすれば、よいアイデアが浮かぶこともあります)。その他の教科でも、年表を書いてみたり、地図を書いたり、単語の活用を表でまとめたりと工夫しましょう。ノートも工夫すればするほど、勉強は楽しく、そして、楽になります。
ワンクリックよろしくお願いします。
2008年6月11日
描いただけで夢なんか叶わない
未来を描くと夢が叶う
GMOの熊谷さんは、「手帳に夢を期日と共に書けば夢が叶う」と言っています。さてはて、夢を書くだけで夢は叶うのでしょうか??
私は、2年ほど前、被害者意識から脱し、そして、夢を描き直してみました。「自分の夢って何だろう??」「本当は何をしたいのだろう???」自問自答を繰り返しました。私には、10年先や20年先の夢を描くことはできませんでした。原田先生は、
「夢を描くのも一つの能力だから、遠い未来のことが描けないのであれば、近い未来のことを描いて夢を描く能力を磨くとよい」
と教えてくれました。そして、私は、1年以内に何を実現したいかを考えて描きました。
1.岐阜大学内に事務所を持つ
2.人前で堂々と講師として立ち、授業をしている
できるだけ具体的に未来を描きました。事務所の雰囲気もイメージし、「観葉植物を置こう」、「こんな机を配置しよう」、「人がたくさん訪れる場所にしよう」など具体的にイメージを描きました。人前で話すのが苦手だったので、逆にそれを克服したいと思い、人前で堂々と話している自分を想像し、そして、聞いてくれている人からの熱いまなざしを感じ取っている。そんな情景をイメージしました。
イメージを鮮明に描いて、やるべきことを考えます。すると、たくさんのやるべきことが出てきました。「企画書を作成しなきゃいけないなぁ」、「○月までに教授に企画内容を見てもらおう」、「産学連携課の方に月1回相談しよう」、「企画書を書くために必要な情報も集めよう」、「プレゼンの練習を毎朝しよう」、「心に響くエピソードを集めよう」、「とりあえず研修の機会をたくさんつくって、場慣れしよう」、「市民講師として、高校の授業に出よう」などなど。
私は、未来を描く最大のメリットは、上記のような行動が具体的に見えてくることだと思います。行動することが明確になると、モチベーションを落としている暇はありません。非常に高いモチベーションで行動を起こすことができます。逆に言えば、未来を描いたとしても行動が伴わなければ、何も起こりません。夢なんて叶いません。
先日予備校で行った研修会では、合格体験記を書いてもらいました。未来を描き、そして、合格にたどり着くまでの道のりも描いてもらいました。合格への道のりは、うれしいこともあれば、辛いこともある。そして、逆境をどのように乗り越えるかを考えてもらいました。
2日間の研修でしたが、最後まで熱心に私たちの話を聞いてくれた彼ら。研修中、ずっと彼らの心のコップは上向きでした。彼らは、自らの手で描いた合格体験記にあるように、来春には栄冠を掴んでいることでしょう。最後まであきらめずに頑張れ。DO YOUR BEST!!
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2008年6月10日
合格体験記セミナー
昨日、大阪へ行き、予備校生向けの研修をしました。
研修の主題は、合格体験記作成でした。
序盤に未来を描く大切さや被害者意識にならないようにしようということを自分の人生経験を踏まえて伝えました。ブログでは、今回は、被害者意識についてお話し、次回は未来を描く大切さについて話をします。
私の被害者意識歴
- 大学に入って、授業がつまらないのでやる気が減退
- 研究室に入って、すごい同級生に出会い、彼らに勝てないと悟り、研究者の道をあきらめる
- 会社に入って、仕事だけは卒無くこなし、その一方で自分探しをする
- 友達と会社を始め、能力・資金などのせいにして、目標から逃げる
- 一人で再スタートを切るも、仕事はうまくいかないのは、能力のせい、時代のせいと思う
私の人生は、かつて被害者意識だらけの人生でした。被害者とひと言で言っても、実は、
1.環境や人のせいにする
2.自分のせいにする
の2種類があります。
私の場合だと、「大学」や「周り」、「資金不足」、「時代」などの環境や人のせいにしたり、「自分の能力」、「適性がない」と自分のせいにしたりしてきました。人のせいにしても、自分のせいにしても何も解決されないのに、そのことにすら気づかずずっと被害者意識を持ち続けてきました。
そして、子どもたちもまた、多くの被害者意識を持っています。
よく聞くのが、
・学校の先生が嫌い
・授業のペースが速い
・自分は中1・中2の時に勉強をさぼったから、頭が悪くて当然
・クラブがしんどい
・僕は頭が悪い
・お母さんがガミガミ言うのが悪い
という内容です。彼らも環境や人のせいにしたり、自分のせいにしたりしています。
彼らに何とか、自分の人生は自分で切り開くものだと伝えたい。私自身が、被害者意識の塊のような人間だったから、より一層強くそのことを思うのかも知れません。環境や人のせいにしたり、自分のせいにしたりしても前へ進むことはできません。前へ進むための唯一の手段は、
現状の問題点をありのままに受け入れて、どうすれば解決するかを考え、実行していくこと
これしかないです。原田隆史先生は、汐留塾で私に"Not 被害者意識"と教えてくれました。私の大好きな言葉の"主体者"の反意語は、"被害者"だと言っていました。当時の私は、主体者と言う言葉に感銘を受けながら、その一方で、反意語である被害者意識に支配されていました。
先日、名古屋大学で食中毒の事件が起きました。私も学生時代に少しだけ大学祭実行委員会に関わっていました。当時、私は、学祭本部実行委員会の仲間と共に、夜も徹して一生懸命に作業をしていました。多分、現在の学祭本部実行委員の方々も夜を徹して、万全を期すために作業をしていたことでしょう。
この事件は、彼らにとって、大きな大きな波風立つ体験です。この事件に対して、学祭本部実行委員会の一人ひとりがその問題を被害者としてではなく、主体者として捉えて、どのように乗り越えていくかが一番大事です。また、食中毒を出した模擬店の関係者のみならず、模擬店を出したりして学祭と関わりを持った人たちも、この事件を自分たちが起こした事件と捉えて、どのようにこの問題に向き合っていくかが大事です。
学祭本部実行委員会が中心となり、大学・学祭本部実行委員会・模擬店出店者などの関係者たちが協力して乗り越えて欲しいです。上杉鷹山がかつて実践した自助・扶助・互助の三助の精神が名古屋大学に根付くことを期待します。人間力を試される場面です。この苦難を乗り越える経験こそが、かけがえのない大きな財産になります。
明日は、未来を描く大切さについてお話しします。
いつも応援ありがとうございます★