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2008年9月26日

岐大祭、テーマはあしあと



もうすぐ岐大祭です。今年は11月1日?4日のようです。テーマは、


「あしあと」

振り返ってみれば
あしあとはいろんな形をしている
曲がりくねっても 小刻みになっても
今につながっている

始まりも行く先も違うけど
ここに集まったあしあとが
次への大きな一歩をつくりだす


これを見て、井上雄彦先生の「リアル」で野宮朋美が言っていた、



偉いすね目指すもんがあって・・・

俺は何を目指すのかすらまだ見つかってねーや。

でも、だからこそ

今を生きることにした。

お前が踏みにじってる今を。

今いる場所がつまんねぇ職場だろうと

俺の道であることに変わりはねぇ。

俺のゴールにどうやってつながるかはしらねぇが

いつかつながることだけは確かだ。




を不意に思い出しました。今やっていることは、必ず未来につながります。何をやりたいかは分からない、でもそれだけは確かだから、今を一生懸命生きよう。そんな言葉です。


さてさて、今年も学祭で飲んだくれたいと思います。あと1ヶ月、学祭の実行委員の皆様、準備頑張ってください。



ワンクリックヨロシクです★


2008年9月22日

義務教育って何だ?



所用がありまして、ドイツへ行っておりました。滞在先のひとつ"ニュルンベルク"にて、面白いものを見つけました。


第二十六条
教育を受ける権利


ニュルンベルクの城門をくぐってすぐ、ゲルマン民族博物館のとなり、「人権の道」と呼ばれるところにある一本の柱にこの二十六条は記されていました。


憲法第二十六条には、いわゆる「義務教育」のことについても書かれています。


<条文>
1.すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2.すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。


1が権利の話で、2が義務の話です。親が子どもから、学校に行きたくないと言われて、よく、


「義務教育だから、学校に行きなさい!」


と言うことを耳にしますが、この答えは不正解です。子どもには教育の権利が与えられています。決して受ける義務ではありません。そして、保護者には教育を受けさせる義務が与えられています。教育を受けていないと、自由さえも剥奪されかねません(無知では考える能力もありません。そのため、奴隷の利用され、こき使われることもあります)。だから、人の大事な権利について、第二十六条は謳っています。それほど教育を受ける権利は重要なものです。そして、とても大切な教育を受ける権利を子どもが一時的な判断で手放さないようにするために、保護者がそれを受けさせる義務を負っています。ダブルチェックのようなものです。子どもたちが絶対的な不利益を被らないように、保護者は責任を持って教育を受けさせる義務を負っています。


「教育を受けさせなければならない」


このことについて、私たちはもう少し真剣に考えなくてはいけないのかも知れません。学校任せ、塾任せ、親任せ、というような誰か任せではなく、自分が自分たちの将来を支えてくれる子どもたちに何らかの教育を施すためにできることは何かを探す、または、実際に教育的行動をとる。これが、本当の意味での義務教育かも知れません。



制度・環境の整っていない国では、子どもが教育を受けたいと思っても、受けられません。教育を受けないと言うことは、社会で生きていくためには圧倒的に不利になるということを感じたことがありました。

NATOがアフガニスタンのタリバン政権に対してしかけた戦争直後、ジャーナリストがアフガニスタンに行き、現地に住むアフガニスタンの家庭を取材した内容が報道番組で放送されていました。取材を受けた家族の父は、レンガ造りを生業にしていました。来る日も来る日もレンガを作っています。レンガを作って、販売して、そのお金で生活をしていました。レンガを一人で作るのでは生活費をまかなえないので、子どもにもレンガ造りを手伝わせていました。ジャーナリストが尋ねます、


「お子さんを学校に行かせなくていいんですか?」


父親は、「学校に行かせてやりたいけど、その余裕がないんだ」と答えていました。ジャーナリストは、子どもにも尋ねました。子どもは、「学校に行きたいけど、仕方ない」と答えていました。そして、ジャーナリストが子どもから離れようとした時に、彼は、純粋なまなざしで次のようにTVに向かって言いました。


「みんな、レンガ造り大変だろうけど、頑張ろうね」



それを聞いた瞬間、教育の権利は必ず与える必要があると感じました。



ワンクリックヨロシクです★


2008年9月13日

【全国学力テスト】テレビと学力の関係


先日行われた全国一斉学力テストのクロス分析結果が発表されました。このテストでは、学力を検査するテストと生活態度などのアンケートを実施しています。


当たり前と言えば当たり前ですが、テレビを見ている時間が長い子の方が成績が悪いという結果が出ました。こと生活と学力には大きな相関関係があります。成績が悪い子に対しては、勉強を教えるだけではなく、生活態度を見直して、よい生活態度を身につけさせるようにサポートすることが重要です。生活態度を見直しただけで成績が上がる事例を数々見てきました。


世間一般に言われている朝食をきちんと摂ると学力が高いと言われています。これは、朝食を摂ると糖分が頭に行き渡り頭の回転がよくなるからと言われていたりします。でも実際は、朝食の栄養による効能よりも、食事によって家族との会話が増えたり、毎日朝食を摂るという行為がよい生活リズムを生み出したりする効能の方が大きいと感じます。その現れとして、家族との会話をよくしている子がしていない子に比べて平均正答率が13.5%も高かったのだと思います。


一方、「家の手伝いをする」「友達との約束を守っている」ことなどは、正答率とはあまり関係はないようです。正答率が高ければよいかどうかに関わらず、これらは非常に重要なことですので、積極的にお手伝いをしたり、約束は守るという姿勢は育んでいきたいです。



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