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2015年2月26日
学び合い学習は、日本の教育を崩壊させる!!??
『学び合い』で「気になる子」のいるクラスがうまくいく! (西川順、間波愛子)
最近、「学び合い」という言葉を知りました。学校現場にて先生が生徒に教えるのではなく、先生が生徒同士が助け合うような雰囲気を教室に作りだし、そして、課題を提供して、生徒全員が教えたり教えられたりしながら授業を進める。目標は、クラス全員が80点をとること。80点という数字よりもクラス"全員"ということが大事です。
この学び合いを実現するためにICTの力が必要です。ICTは、「みんなで、多様な方法を、柔軟に、使い続けて課題を解決する」ことができるからです。このブログ記事を書く中で、「学び合い」を批判する舘野健三先生のブログ記事を読みました。
一斉授業にももちろん良さはありますが、動画で授業が見れる時代、個別の質問をチャットやスカイプでできる時代であることを前提に置くならば、一斉授業を生身の先生がやることの意味がすごく小さくなります。それよりも、教師が学び合いの雰囲気を作ること、多様な教材を提供してそれを子どもに選ばせることなどに重きを置いた方が良い気がします。これを、ファシリテーション能力(=会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力)といいます。
これからの時代は、このファシリテーション能力の向上が先生に求められていると思います。
最後に、本書の西川先生の言葉を引用します。
我々にとって重要なのは、計算の能力や漢字の書き取りではありません。人と折り合いをつけてつきあう能力です。そのことを自分で納得し、子どもに語ってください
我々教師がやらねばならないのは、社会に出たとき幸せになれるよう育てることです。それはたった「今」から「継続的」に育てなければなりません。べったりくっついている状態では、育ちません。話せる努力をしましょう。
多様化していく社会において、この学び合いという手法が学校現場で取り入られていくと良いなぁと思います。そうすれば、2020年に全学校に導入されるというICTの価値も高まるのではないかと感じます。
Written By KOGA