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2015年1月16日
小1・40人学級は見送り、35人維持。願わくば20人学級を実現してほしい
14日閣議決定した2015年度政府予算案で、財務省が提起した小学1年生の「40人学級」復活案は盛り込まれず、「35人学級」が維持されることになった。文部科学省が求めていた「5歳児の幼児教育無償化」の財源捻出策として、財務省側が昨秋打ち出した案だったが、最終的に5歳児無償化も見送られた形で落着。文科省は幼児教育無償化の実現に意欲を見せており、「財源問題」は次年度予算に持ち越された。(Yahoo!ニュース)
小学1年生の35人学級。制度が維持されるようです。とりあえず良かったです。財務省が切り出した35人学級を40人学級にする提案。その発端は、5歳児教育の無償化のための財源確保だそうです。35人学級が効果がなかったから止めにしようという発想だったみたいですが、35人学級というのはまだまだ中途半端で、できれば20人学級くらいにした方が良いんじゃないか?と思っています。
小学校17人・大学7人。何の数字かというと、日本での1教員あたりの生徒数です。ちなみに、フィンランドでは小学校13人・大学19人、アメリカ小学校14人・大学14人、フランス小学校18人・大学20人。(データ元:グローバルノート - 国際統計・国別統計専門サイト
私は、学年が低いほど多くの教員が必要ではないかと思います。学年が高くなれば、自ら学ぶことも取り組みやすくなるので、教員がいなくとも学ぶことは可能になるからです。低学年のうちは、やっぱり誰かが引っ張ってあげる必要があり、また、学力レベルも様々ななのできめ細かいサポートが必要だからです。
他国と比較しても、日本の教員数はいびつです。小学1年生の学級人数をうんぬん言わずに、大学教員の数を調整することを議論した方がいいんじゃないかなと思います。小さいうちに十分な教育が受けられる環境を整えていくことがこれから多様化社会を迎える世界に貢献しうる人材育成に大切なことと思います。
Written By KOGA