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2011年12月23日
スラッシュリーディングと中3向け長文読解攻略法
主に中学3年生向け記事です。ですが、スラッシュリーディングという英文読解の技も取り扱っていますので、他学年の生徒を指導している場合でも参考になると思います。
まず、短期間で英語長文読解を何とかするためにオススメの本をご紹介します。
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この本は、3週間で仕上げるという内容になっています。最初の2日間で基本英文を覚え、その後、単語数の多い長文読解に挑戦していくという流れです。
この本が良くできている点は、最初に覚えるべき基本英文が80個書き出されていることです。生徒には、腹をくくらせて、まずこれを覚えさせましょう。日本語から英語にする必要はないです。>
<掲載されている基本例文一例>
(be動詞の表現)
1. Takashi is a junior high school student. He's fifteen years old.
(たかしは中学生です。彼は、15歳です。)
2. My name is Becky Brown.
(私の名前はベッキー・ブラウンです。)
(一般動詞の表現)
5. Safety comes in first.
(安全が第一です。)
6. The dog helped him walk.
(その犬は彼が歩くのを助けました。)
(助動詞の表現)
11. I will never forget this trip.
(この旅行のことは決して忘れません。)
12. I'm going to do my homework.
(宿題をするつもりです。)
(不定詞の表現)
18. I want to meet your parents.
(あなたのご両親に会いたいです。)
19. I have a nice cloth to wrap and carry things.
(ものを包んで運ぶすてきな布を持っています。)
これら最初に記載されている基本文を覚えたら(和訳ができるようになったら)、第3日以降の長文読解に挑戦していきます。長文読解をやる上で取り入れてほしいのが、スラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングとは、英文に/(スラッシュ)を入れていき、意味ブロックに分けて、意味ブロックごとに訳していく方法です。意味ブロックごとに訳していくと、英文を後ろから訳すということをせずに読めるようになります。主に高校生以上の方に紹介する技ですが、SVOCを使って文型について教えるのと同様に中学生でも非常に使える技なので、是非、皆さんも生徒に教えて下さい。
しかし、最初は生徒一人でスラッシュを入れられないことがあります。そこで、先生の出番です。英文にスラッシュを先生がはじめは入れてあげて下さい。スラッシュの入れ方のルールは、以下の通りです。
<スラッシュを入れる箇所の目安>
・長い主語の後
・長い目的語の後
・不定詞の to の前 (Ex. I am very happy / to meeet your girl friend.)
・動名詞の前 (Ex. You enjoy / playing baseball.)
・接続詞の前 (Ex. and, or, but)
・前置詞の前 (Ex. by, at, on, in, of, for)
・関係詞の前 (Ex. I think / that every town has its own important things.)
これをしっかり教えて、少しずつ生徒が一人でスラッシュリーディングできるようになるように指導しましょう。
最後の仕上げは、音読です。意味を理解した英文をつまりなく速く読めるようになるまで10回以上音読させましょう。つまりなく速くというところが最大のポイントです。つまりなく読めるようになれば、英文を見ただけですっと英文の日本語意味がすっと入ってきます
この本を使って、スラッシュリーディングを体得させ、音読で体に英文をしみこませれば、中学生なら必ず英語長文問題が得点源に変わります