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2011年12月 9日
生徒のタイプを見極めて指導をする
勉強が苦手な子に、勉強を教えることはとっても大変ですよね。「どうしてこんなにもできないのだろう?」と思ったら、これまでの教え方を変えてあげる必要があります。でも、教え方を変えろと言われても、どうしたらいいか分からない。そんな時にオススメなのが、生徒のタイプを見極めて、それに合った指導をするという方法です。
まず、人の感覚には個性があって、聞くことが得意な子(聴覚優位)、見ることが得意な子(視覚優位)、手を動かすのが得意な子(体感覚優位)な子、意味のないことを覚える(例えば、ただ漢字や英単語を覚えるなど)ことが苦手な子など様々なタイプの人がいるということを知っておいて下さい。先生自身が、単語を書いて覚えることが得だったとしても、その方法がそのまま生徒に通じないことがあるのは、人にはそれぞれ優位な感覚があるからなのです。
それでは、それぞれのタイプの子に対して、どういう指導法が効果的なのかを見ていきましょう。
タイプ1:聞いて覚えることが得意な子
映像や教科書CDを活用してみたり、音読を取り入れたりして指導をしてあげると良いと思います。英語の場合、フォニックスを教えてあげると英語の文字と音のルールが分かるので、より覚えてもらいやすくなると思います。また、英語の教科書の単語一つ一つに日本語で発音ルビを入れてあげると、英語により取り組みやすくなルと思います。
<フォニックスとは??>
フォニックスとは、難しく言えば「音声学」、簡単に言えば「音と文字の関係の規則性」のことです。フォニックスを学ぶと、スペリングのルールや単語の仕組みがわかるようになります。 フォニックスについての詳しい説明は、こちらの記事(オールアバウト )を読んでみて下さい。
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- タイプ2:見て覚えることが得意な子
書いて残してあげたり、絵を描いてあげたりすると覚えやすくなると思います。聞いたことを映像としてイメージすることが苦手な子もいるので、図形や現象を説明するときには、必ず丁寧に図や絵を書いて説明してあげるとより頑張って覚えようとしてくれると思います。
タイプ3:手を動かすことが得意な子
たくさん書かせて覚えさせるという指導が向いていると思います。
タイプ4:意味のないことを覚えることが苦手な子
特に、漢字や英単語などは意味を見いだせないので、覚えることがなかなかできないです。人の名前を覚えるのが苦手な人は、このタイプかも知れません。
漢字を覚えさせる場合、成り立ちを教えてあげたり、漢字の一部が絵になっているカードを使用したりするとよいでしょう。また、英単語の場合、単語を単独で教えるのではなく、文章の意味をしっかり説明して、その後、文章丸ごと覚えさせるのも良いと思います。
<漢字の成り立ちから教えてくれる本>
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<漢字の一部が絵になっているカード>
トランプで漢字を覚えるので、楽しく取り組めます。
特に勉強が苦手な子の指導をしている先生には参考になると思います。どれだけやっても単純なことすら覚えられないと感じているのであれば、是非、この指導方法を試してみて下さい