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2011年10月18日
「虫の目」「鳥の目」
ものごとを具体的に事例に即して考える力と、物事の論理を抽象化してつかむ力の双方を身につけること、それが「学問」の目的です。
(小田中東北大学教授/経済学)
最近一生懸命取り組んでいるのが、「私たちの5年後の将来像」と「そこにたどり着くための戦略・戦術」の2つを考えることです。今までこのような経営計画はほとんど立てずにここまで来たのですが、そろそろ立てた方が良さそうだと思い、このことについて思考をしている日々です。
上記小田中教授の言葉は、「今こそ、学問の話をしよう」(河合塾)から引用したものです。小田中教授のメッセージには、「鳥の目」「虫の目」という言葉が出てきていました。局所ばかりを見ていてもダメだし、大局ばかりを見ていてもダメで、ものごとにうまく取り組んで行くには両方が大切だよと、東日本大震災の避難所でのエピソードをふまえて伝えてくれています。
経営計画を立てるときには、将来像と現実に即した行動を必ず考えなければなりません。現実に即した行動(戦略・戦術)が「虫の目」で、将来像を描くことが「鳥の目」です。この2つ無くして、経営はうまくいかない。また、小田中教授のエピソードのような人々の間に生じる諍いから「はやぶさプロジェクト」のような科学技術の話まで、どれをとってもこの「虫の目」「鳥の目」という感覚が必要。このように非常に大切な感覚である「虫の目」「鳥の目」を手に入れるために、私たちは「学問」をしているのだろう。
さて、私はもう少し、ガッツ家庭教師の明るい未来のために思考をすることにしよう。
Written By KOGA