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2011年10月14日
【高校受験情報】岐阜女子高校入試説明会(2011年10月12日)
岐阜女子高校の教育関係者向け入試説明会に参加してきました。
今回は、私が感じた岐阜女子高校の特色をご紹介します。
■女子教育に力を入れている
当然といえば当然なのですが、女子教育に力を入れています。
そのため、校内に和室があったりします。
和の心を学ぶためにお茶などもたてるんでしょうね!
制服はモリハナエデザインです。
琴部もあります。1台百数十万円する琴が10台以上置いてありました★
その他、保育実習があったり、音大への推薦枠もあります。
■専門科が充実している
普通科・学芸コースでは、プロの画家さんからの指導が受けられます。
展示されていた絵画は皆、素晴らしかったです。
芸大への推薦もあります。
■進学にも力を入れている
11年春は、大阪大学に合格した子がいるとのこと。
国公立合格数13名、文理科は70人なので、約5人に1人は国公立に合格しています。
教室は、かなり狭いです。少人数クラスを想定しての教室ですね。
面白いのは、両サイドにも黒板があることです。
その他、先生と生徒の距離が近いのも特長の一つです。
7人くらいの生徒に対して1人の担当先生がつくそうです。
これにより、よりきめ細かい進路指導や悩み相談などが可能になっています。
去年もレポート書いています。入試の仕組みについて詳しく書いてあるので、こちらも是非ご確認ください。
↓↓↓↓他の私立高校の説明会レポートも是非見てください↓↓↓↓
http://www.zeroichi.com/cj/index.html
大高クリニック院長先生のセミナー
昨日、大高クリニック院長大高先生のセミナーに参加しました。
講演テーマは「発達障がいの理解とその対応・・・生きづらい子どもたちを支える」です。
誰かの役に立つかもと思いましたので、ブログにてシェアします。
■お医者さんと養護の先生
医者の仕事は、治療 => 困っているところを取り除く
先生の仕事は、教育 => 良いところを探し、伸ばす
発達障がいの子どもに対して、お医者さんができることは限られているし、上記の性質上、お医者さんはどうしてもネガティブなところに目が向きやすい。
■環境を作っているのは大人。もっと考えよう
まず、環境について私たち大人は真剣に考えて行動してきたか?それを明らかにしてくれたのが、震災における原発事故。東電が悪いって言うけれど、原発の危険性などについて僕らは頭を使ってきただろうか?今の子どもを取り巻く環境は、4歳までが乗れるベビーカーがあったり、ケータイがあったり、ゲームがあったり。。。これらの環境を整備してきたのも、また大人。大人の子どもの未来に対する責任は重い。
■環境の変化が発達障がいであることを露呈させる
クリニックに通い出す年齢のピークは、6〜8歳(小学校入学)、9歳〜11歳(縦関係(親子中心)から横関係(友達中心)へのシフト)が多い。これは、環境の変化によって、発達障がいであることが露呈するから。「K.Y」に代表される"空気が読めないのは悪"的な風習も一役買っている。学習障がいの子は、障害のために空気が読めない子が多い。そのため、仲間はずれにされたりすることも増え、障害によって社会生活が営みにくくなっている。
障がいがあっても、活動や社会参加に支障をきたさないのであれば、それは発達障がいと見なす必要はない。
10歳の壁という言葉がある。10歳くらいになると、人間関係が親子の縦の関係から、友達の横の関係へと変化し、性を意識し始める(他人からどう見られているかが気になる)。そこで、社会性が必要とされるため、発達障がいであることが露呈されやすくなる。
■発達障がいの子との付き合い方
発達障がいは、決まった形があるわけではない、十人いれば十通りの症状となる。核となる症状はもちろんあるけれども、色んな要素が絡み合い発現の仕方は様々。これからは、普通学級にも発達障がいの子がいて、その子をサポートしていく必要が出てくる。学校という環境に入り、症状が発現する子はもちろんいるが、うまく周り(環境)が関わることで、その症状は軽減されるはず。だから、医療任せでもダメで、現場でその子といかに関わるかの方がよほど重要になる。
■医療のできること
お医者さんができることはたかが知れている。できるとすれば、診断書を書くことと薬を処方するくらい。
薬は、落ち着かせたり、衝動性を減らしたり、攻撃的な態度を緩和したり、集中力を延長させることができる。しかし、子どもに自身を持たせるとか成功体験を積ませるとかそういうことはできない。それは、教育の役割となる。
治療に使用される薬:コンサータ、アトモキセチン(ストラテラ)
■紹介いただいた書籍
・あったかクラス作り(明治図書)
・発達障がいチェックシートできました(生活書院)
・きみももっとうまくいく(東京書籍)
・発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画(ぶどう社)
など。
Written By KOGA