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2011年6月 7日
「特別支援学級のアイディアを通常学級に取り入れる」
集中する工夫は...特別支援学級のノウハウ、通常学級に取り入れ
全員で思考過程を共有
これらの記事によると、和歌山では、特別支援学級などで培ってきた様々な授業スタイルを、小中高校の通常学級に取り入れるための研究を始めるそうです。
たとえば、
・掲示物が児童の目に入らないよう教室の後ろに張る
・授業に人形劇を取り入れる
・教師がジェスチャーを用いて説明
・授業ごとその日のテーマを黒板に書いておく
など。
現在、普通学級には、学習障害や注意欠陥多動性障害などのために学習面や行動面で困難を抱える小中学生は6.3%いるとされています。
つまり、割合から考えれば、およそ1,2人の発達障害児が普通学級で学んでいることになります。
そこで、これらの特別支援学級の授業の工夫をいかすことによって、学力のレベルや、発達障害の有無にかかわらず、生徒全員が授業を楽しめるような授業の"ユニバーサルデザイン化"になっているのです。
記事の中でも、印象に残ったのは、筑波大学付属小学校の授業のこの3本柱。
・活動内容を具体的に示す「焦点化」
・カードや色つきのペンなどを使う「視覚化」
・相談し合って問題を解いていく「共有化」
これらは、家庭教師にとっても同様に、分かりやすい授業を展開させるのに重要なキーワードなのではないでしょうか。
この特別支援教育のアイディアを取り入れることによって、理解に困難をもつ子どもを助け、勉強の楽しさをより多くの子どもたちに伝えられたらいいですね。