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2010年8月 6日
上杉鷹山から学ぶ事業の進め方
上杉鷹山(童門冬二著)を上下巻読み終えました。
リーダーに大切なのはビジョン、愛だと改めて痛感。
鷹山は、米沢藩を改革するために「藩民を大事にしよう」と言いはしましたが、それだけで終わりませんでした。
このような美辞麗句は、聞こえがいいだけで、実践が伴わなければ何の意味も持ちません。
そのことを鷹山はよく知っていて、そして、実践をし続けるためにあらゆる創意工夫を行いました。
鷹山は窮地に立たされた米沢藩の立て直しのために地場産業の振興や学校の設立を行いました。
鷹山が振興した米沢織り、絹製品、漆器、紅花、色彩鯉、笹野の一刀彫りは、今なお健在らしいです。
改革を行えば、藩民が富み、藩士が富む。
それを地場産業の振興を通して、藩民・藩士に実感をさせながら改革を進めました。
だから、改革は成功しました。
「人は見たいと思うものしか見ない」(ユリウス・カエサル)とはよく言ったもので、
実感なき改革は継続不能です。
DCT学習プログラムにも改革を加える必要がまだまだあります。
より短期的に成績が上がるなどの実感をさせ、
そして、DCT学習プログラムに主体的に取り組んでいくように生徒を育てていく。
そんな仕組みをもっともっとたくさんプログラムに織り込んでいかなければなりません。
◆心に残ったところ(文章抜粋)
小説・上杉鷹山(上)(童門冬二著)
p.198
成功するには、まず失敗しないことだ。
p.199
しかし、藩民のためにおこなう改革は、日々、日常業務の中でおこなわれなければならない。改革、改革と、鳴り物入りで誇大に宣伝して仰々しくおこなうことではない。地道にコツコツとその当事者が、自分たちの生活を成り立たせてくれている人々のために、誠心をもっておこなうべき日常業務のはずである。
p.212
城につとめる役人のほとんどが、形骸化したしきたりのために、さよう・しからば・ご同役と、いまでいう、休まず・遅れず・仕事せずの"三ず"の毎日を送っているのだ。
p.267
「いまの私は、明日のことは考えない。今日一日を精いっぱい生きることだけを考えている」
=>覚悟というのは、今日を必死に生きると言うことなのだろう
p.284
力でおさえつけるのは得策ではない。納得してくれなければ意味がない
=>力ではなく説得を。意味づけをきちんとすればきっと分かってくれる
p.312
特に、仕事よりも、人事に対する不満は、組織人を狂的な次元にまで追い込むのは、何も現代だけのことではない。
小説・上杉鷹山(下)(童門冬二著)
p.37
男が自分のうちこむ仕事にことを、熱っぽく語るときほど、男の美しさが滲み出ることはない。
p.58
他人のためにつくすということは、他人への思いやりであり、やさしさだ。
p.260
改革のいちばんのむずかしさは、古いことをこわすのでも、新しいことを始めるのでもなく、始めたことをいかに維持するかだ。
p.334
鷹山は示したのである。どんな絶望的状況にあっても複眼の思考方法を持ち、歴史の流れをよく見つめるならば、閉塞状況の中でも、その壁を突破する道はあるのだということを。鷹山は、決して人情一辺倒のトップではなかった。かれは、はるかに柔軟な思考と、果断な行動力を持っていた。
即応性はやる気の表れ
ルーティンチェック表の添削。
以前は、1ヶ月に何回か日を決めて取り組んでいたのですが、
即応性が大切だろうと感じたので、
今では、都度都度添削をして返しています。
事務負担は増えましたが、
即応性はやる気の表れです。
出してもらった書類は、即返信します★
Written By KOGA