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2010年6月25日
具体的に書くことが大切
PRESIDENT2010.5.31号より。
仕事の報告を「頑張った」としか言えない社員、他社の数字や景気動向を踏まえながら、適切な商品価格が提案できない営業部長、どちらも数字で物事を考える癖がついていないのです。ビジネスマンとして明らかに失格でしょう。
具体化力をつけるのに役立つのが「書く」ということです。
人が成功するかどうかは紙一重の努力の積み重ねでしかありません。毎日正しい習慣の積み重ねができれば、人間、大概のことならやれるものです。しかも人間の能力は福利で伸びます
(小宮慶一のコラムより)
私たちも書くと言うことを生徒さんにも先生にも大切にしてもらっています。
書くということのメリットは、
1.気持ちを整理できる
2.過去の行いを振り返り良いことは繰り返し、悪いことは改めることができるようになる
と先生にも生徒さんにも伝えています。
そして、具体的であることも大切です。
指導手帳にも、たまに、「○○を頑張る!」って書いてくれる先生がいますが、そういう先生にはすかさず、「どのようなことを頑張ろうと思っていますか?理想の状態は、○○で、この状態にたどり着くためには何をしなければならないかを具体的に10コ程度書き出してみましょう」と赤ペンを書き込んで返却しています。
また、生徒さんの中には、「具体的に考えてみては?」と言われることが、追い込まれた感じがするためでしょう、嫌がる子もいます。
しかし、これを嫌がっても、問題を先送りするだけで、いつかは同じような問題にまたぶつかります。だから、生徒さんたちは逃げようとしたとしても、すごく大切なことなので、その子にテストの振り返りをプランニングシートに書き出させたり、具体的な対策を10コ程度ブレストさせたりします(もちろん、できるだけ楽しく授業が進むように一人一人の状態を見ながら、工夫して行います)。
小学生や中学生という年代でこのことを身につけておけば、大人になってもそれは生かせます。
そして、人の能力は福利で伸びる(私の大学時代の恩師は、"人生は積分である"と言っていました)ものだから、早めにこういうことは会得しておくと人生に有利に効きます。
自分の理想をつかむことができた人(成功者って言うとあまりいい響きではありませんので言い換えてます)の共通点は、「夢を描いていた」「毎日コツコツを継続していた」「日々反省をして、行動を改善し続けていた」の3点に集約されるのかもなぁって思っています。
こういう基本的なことを学校の勉強や受験勉強に取り組みながら、伝えていきたいです。