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2010年5月30日
【中学受験】鶯谷中学校入試説明会(2010年5月30日)
今日は、鶯谷中学校の入学説明会に行ってきました。
鶯谷中学校は近いので、自転車で移動。学校近くになってくると、それらしき家族連れもちらほらと。
学校に行って、受付へ。今年は、南山女子と東海中学校の説明会に行っていますが、受付で名前を書いたのは初めてでしたので、少し驚きました。そして、スリッパを借りて、説明会会場へ。
会場は、400人規模の場所でした。参加者は私の目算では、児童と保護者を合わせて300人くらいでしょう。愛知県の私立中学校に比べるとかなり小さな規模と言うことになりますが、校長先生曰く、鶯谷中学校発足当初(平成8年)の志願者64名の時に比べると、去年度は志願者299名ということで、かなり伸びては来ているようです。会場の雰囲気は、東海中学校に比べるとほんわかした感じでした。
はじめは校長先生のお話です。まずは、今年の入学者情報から。入学者は104名。志願者が299名です(合格者数は216名(当社調べ)なので、倍率は1.37倍)。続いて、授業時間数についてお話。鶯谷中学校では、土曜日も学校がありますので、週35時間授業を行っているようです。そのため、主要5教科の時間数は、国・数・英が6時間、理・社が4時間と公立(国数英社各3時間、理2時間)に比べかなり多くの時間学べるとのこと。私立と公立ではココまで時間数が違うんですね。この他、目的別クラス編成や個別指導などを充実させていて、きめ細やかな学習指導を行っているとのことでした。
合格実績は、去年度国立医学部医学科に5名、国公立大学に93名合格とのこと。でも、この数字には、高校から鶯谷に入った生徒の数も含まれていますので、ご注意を。
次に、VTR上映(このVTRは、説明会資料にDVDが含まれておりました)です。印象に残ったのは、学生会館の紹介。金華山の中腹にこの施設はあるらしいですが、合宿をして、友だちと一緒に寝食を共にしたり、自然学習をしたり、様々な場面で利用しているようです。中には展望風呂も合って、裸の付き合いもできるようです。
続いて、入試の説明。各教科の担当の先生からコメントがありました。
1.国語
<入試の傾向>
・2問構成で、1問目は説明的文章、2問目は文学的文章
・反意語などの語彙力不足の受験者が多かった
・記述では、「〜だから」で終わらない受験者が多かった
<対策>
・漢字は音読みだけではなく、訓読みにも対応できるようにする
・問題文と問題を全部きちんと読む
・新聞は特に有効なので、毎日読む
・意見をまとめることを日々行う(授業のノートを充実させる)
2.社会
<入試の傾向>
・基礎5割、応用5割(基礎とは、学校の教科書レベルのこと)
・全体で6割から7割の点数をとって欲しい
・公民分野の点数が悪い
・写真を多用した問題が多い
・地図を使う問題は必ず出す
・グラフ・図を多用
<対策>
・資料集などは写真までしっかり読み込むことが必要
・地図や図から情報を読み取る力が必要
・重要な語句は必ず漢字で書けるように
・公民分野は問題文が長くなるので、長い文書にも対応できるように訓練を
3.算数
<入試の傾向>
あまり解けないだろうと思っていた割合の問題も結構解けていたが、少し趣の違う問題(大問1の(2)など)には苦しんだ様子。総評としては、全体としてよくできていたみたい。
<対策>
・基礎的な計算力をしっかり身につけましょう
4.理科
<入試の傾向>
・地学、化学、物理、生物の4分野からまんべんなく問題を出す
・物理、化学分野で応用問題を出す
・日食をテーマにするなど、日頃からの理科の興味関心について試す
<対策>
・4分野まんべんなく取り組む
・時事問題にも強くなるために、ニュース・新聞などを良く見る
・基本的な知識は絶対に習得する
・授業・実験でなぜそうなるかを突き詰める習慣が大切
ちなみに、理科は、授業時間数が公立よりも多い分、見る・触れる・感じるを大切にして、全ての実験・観察をやる心づもり(教頭先生談)とのことでした。
最後に、横山教頭先生からお話がありました。横山先生が何度も言われていたことは、人数が増えても、きめ細やかな指導は絶対に続けると言うこと。生徒数が増えたからと言って、教育の質が落ちたとは言われないよう、カリキュラム面・学習環境面・人員面でより一層の努力をするという決意が現れていました。
残念だったのは、入試の合格最低点などの入試の点数に関わる資料が提示されなかったことです。他の学校ではオープンだったので、それも聞けたらうれしかったです。
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http://www.zeroichi.com/sj/index.html