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2009年10月 9日
「論語」が親子に人気
いま「論語」が親子に注目され人気だそうです。
特別に勉強したという記憶がない人でも、一つや二つは知っているものがあると思います。
--<明治書院HPより抜粋>----------------------
目には見えないもの。形のないもの言葉ではうまく説明できないもの。そんなものの中にこそ、大切なものがたくさんあります。思いやり、優しい気持ち、感動する心。あるいは悲しみや困難を乗り越える力など...。『論語』には、そのような大切ものを育む言葉が収められています。繰り返し読むことで、『論語』の持つ不思議な力が、心の奥深くに、静かに蓄積されていきます。それはやがて思いがけない形でふと現れて、その人の支えとなり助けとなるでしょう。
「素読」とは、声を出して元気に読み上げることです。意味は分からなくても構いません。繰り返し読んでいるうちに、心に染みこんでいき、その言葉の持つ魅力に気づいていきます。慌ただしい日々の中で、お子さんと一緒に古典の世界に浸る、ゆったりとしたひとときを持ってほしいと思います。
目に見える結果だけを求めるのではなく、急いで成果を求めるのでもなく。大人のほんの少しの心遣いと手間で、お子さんは大きく変わります。
孔子先生が最も重んじたのは「仁」つまり「思いやりの心」です。「思いやりの心」とは、自分自身を大切に思い、それと同じくらい、他人のことを大切に思えるということです。
2500年の時を経ても、人間にとって大事なことは変わりません。『論語』の言葉は、私たちが今まで忘れていたものを、思い出させてくれます。是非お子さんと一緒に、楽しんで下さい。
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この文章は今は亡き安岡正篤さんのお孫さんが書かれた文章ですが、はっとさせられる文章です。
>目に見える結果だけを求めるのではなく、急いで成果を求めるのでもなく。
教育業界では、テストの点数や通知表など、目に見える部分にだけ注目が集まりがちです。
決してそれが悪いわけではなく、目に見えない大事なものを育む教育というのもバランスをとって教えていかなくてはならないと思います。
受験とは極論を言えば、他人を蹴落としてでも自分が受かれば良いという仕組みです。
過度な競争の中にいると、他人への思いやりが薄まるのは、派遣切りなどが問題になっている今の社会を見れば納得できると思います。
それと同様に、他人を思いやる心のないまま、受験をし合格しても、その子の成長に大いに疑問が残ります。困っている友達がいれば、自分のことのように助けてあげる、そのような心をもった子に育てるのも大人の責任だと思います。
私たちも、お客様を自分のことと同じくらい大切に思い、各家庭のお子さんを思いやれる教師を育成するための教育体制を整えていきたいと思います。