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2009年3月31日
WBCイチロー選手を支えたチームワーク
「結果が伴わない努力は無意味だと思うので、その場合努力はしません。。。」
たまにこんな冷めた意見を言われることがあります。気持ちは分からなくはないですが、私としては、例え近未来で目に見える結果が手に入らなくても、今の努力は絶対に遠い未来で結果として表れるから努力してほしいと伝えたいです。
昨日、報道ステーションでイチロー選手がWBCを振り返り、次のようなことを言っていました。
「外の人には結果でしか示せない。でも、内の人には態度でも影響を与えられる」
WBCで不振だったイチロー選手は、自身が不振でもベンチでは笑顔で仲間を盛り上げていました。また、一番早くに球場へ来てバッティング練習もしていました。そんなイチロー選手から周りの選手は大きな感銘を受け、自分もベンチを盛り上げよう、自分も練習をしようと思い行動に移したていったようです。また、イチロー選手に結果を出してほしいと亀井選手や内川選手など若手選手がイチロースタイルの着こなし(ソックスをユニフォームの上からはく)をマネして、無言のエールを送っていました。
若手選手が着こなしをマネしていたことは、WBCが終わったあとにイチロー選手は知ったそうです。それを知ったイチロー選手は「感動した」と素直な心持ちを明かしていました。また、「キューバ戦で13打席ぶりにヒットが出て、その後、ベンチに帰った時の仲間の笑顔がすごく印象的だった」と言っていました。チーム全体で、一人ひとりを盛り上げるムードがそこにはありました。
イチロー選手は、WBCを振り返り、
「あそこでヒットが打てたから自信を持てるようになったのではなく、そこに至るまでの自分の在り方に自信を持てた」
と言っていました。自分自身でとった行動が周りにも影響を与え、そして、周りからも支えてもらえたという事実が、イチロー選手の自信になったのだと思います。
努力することは、すぐに結果に結びつかないかも知れないです。でも、その努力する姿勢は、周りの人に良い影響を与えます。時に、影響を受けた周りの人に助けられることがあります。そして、長い時間で捉えた時に、努力は必ず成功に導きます。だから、その場その場でできる努力をしよう。