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2009年2月24日
結果と経過どちらが重要??
自分自身は悩み続けるという一点で、医者であり続けられる
白い巨塔で里見脩一浪速大学医学部内科助教授が財前五郎浪速大学医学部外科助教授に対して言った言葉。
これに対して、財前は、何か確実なものがほしいから教授のポストが欲しいと言っていた。
里見は経過を重要視し、財前は結果を重要視する。生き方のスタンスは違えど、生きる目的はもしかすると同じなのかも知れない。
平本先生(柔道金メダリスト石井選手のコーチ)の本の中で、結果を大事にする人と経過を大事にする人の2パターンがあって、どちらがよくでどちらが悪いと言うことではないというようなことが書いてあったことを思い出す。
生きる目的とか目標がしっかりしていれば、あとはその過程において、結果(テストの点数)を重要視するのか、経過(テストに臨むまでの準備や勉強への姿勢)を重要視するのかの違いだけ。生きる目的がしっかりしていなくとも、この2つのアプローチに優劣はなくて、どちらも正しい。目標を設定して、目標達成のために死ぬほど勉強しろ!っていう指導者もいれば、吉田松陰先生のように、今できることをやりなさい、至誠を貫きなさい!という指導者もいる。
さて、私たちとしては、
経過を重視したい
と考えている。
塾・家庭教師の生徒の場合、元のレベルがマチマチ。そのため、地元有名高校に合格させたとしても、もともとできが良かったのかどうかでその実績が評価に値するかどうかは違ってくる。
大手塾は、基本的には入塾テストで良い生徒を獲得して、そのまま合格実績としているところが多い。私も大学入試の時にとある塾のセンター試験プレテストというテストをセンター試験直前の1月に受けたら、その結果を見て、奨学金のご案内がその塾から届いた。優秀な成績のものには100%の奨学金が送られていた(要するに、タダでその塾に行ける権利がもらえた)。
また、結果だけに走ると小手先でものを教えたり(ヤマをはって詰め込む)、結果の原因を指導者の責任外のこととして指導者があきらめ、適当に指導したりすることもある。
結果は重視しなければならない。落ちたら元も子もないのだから。でも、周りから支える立場としては、経過を重視したい。経過を評価してあげて、やる気を引き出し、勉強の仕方などの改善を促し、そして最終的には結果につなげたい。
因果応報
という言葉がある。全ての結果には理由がある。だから、よい結果がでるように周りの人たちが経過をサポートしてあげれば、自ずと結果はついてくると思う。(KM)