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2008年9月 8日
ゆとり世代は「打たれ弱い」?
ゆとり教育を最初に受けた1985年生まれ以降の人たちのことをゆとり世代というらしい。
「学習意欲が感じられない」「コミュニケーションが下手」「打たれ弱い」
と酷評されるゆとり世代。新卒採用も売り手市場だし、ゆとり教育を受けてきているから、そうなるのは当然という感じの内容が日経産業新聞に書いてあった。そして、今年、その人たちが、新卒として初めて社会に飛び出した。
私たちのところで主に働いてもらっているのが学生。85年生まれの彼らよりも若いので、ゆとり世代ジュニアという存在だ。ゆとり世代の彼らだが、「学習意欲が感じられない」ことはないし、「打たれ弱い」こともない。
私たちの家庭教師には全員指導手帳というものを書いてもらっているが、書く内容が稚拙で下手だった先生も、徐々にうまくなり、3ヶ月も経てば立派に手帳を仕上げてくる。また、「打たれ弱い」と言うが、子どもの成績アップのために尽力し、例え、失敗しても、何とか打開策を見いだして前へ進もうする懸命な姿をたびたび見てきている。
指導手帳の書き方については、「せんせい通信」を使用して、上手に書けている手帳の内容をシェアするという環境を整えている。また、先生が孤軍奮闘しなくてもよいように、家庭教師センターからのフォローをタイミングよく実施している。
その日経産業新聞に紹介されていたゆとり教育世代の育成方法としては、権限委譲して責任感を養わせることとあった。お祭りに出店し、その店の企画から告知活動、イベント会社との価格交渉などを新卒社員チームにやらせる方法が紹介されていた。
結局は、環境作りだ。環境が整えば、「学習意欲」は湧いてくるし、子どもの成績アップをさせるんだという責任感を感じれば「打たれ弱い」こともなくなる。
ゼロイチで育った先生も、いつかは社会人になる。家庭教師経験で培った「意欲」「コミュニケーション能力」「問題解決能力」をもって、社会で活躍して欲しい。