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2008年5月 7日
なぜ月に人間は着陸できたのか?
「指導を開始して2ヶ月が経ちました。慣れてきて仲良くなったのは良いのですが、生徒がしゃべりすぎで困っています。どうしたらよいでしょうか?」 |
家庭教師のSさんから質問を頂きました。
コミュニケーションは大事なので、雑談も含めて話はたくさんするべきです。ぎちぎちに指導するよりも、適度なコミュニケーションを取った方が良い指導ができますし、成績も伸びます。しかし、雑談ばかりだとやっぱりダメです。
しかし、子どもは手を替え、品を替えて、勉強をすることを阻んできます(^_^)。そんな時にオススメなのが、
あらかじめ計画を立ててから指導を開始する
です。
どんな内容の勉強をしたいのかを最初の2、3分を利用して、生徒に決めさせます。生徒自身ノープランで何も決められないことも多々あるので、家庭教師自身もプランを用意しておきます。そして、計画が決まったら、「必ず、これをやる!」と宣言してから指導を開始する。こうするだけで勉強ははかどりますし、さぼらなくなります。
ものごとを始める場合に大事なのは、最後にどうなっているかのイメージを描くことです。
J・F・ケネディは、アポロ計画を実行に移す時に以下のような演説をしています。
"...I believe that this nation should commit itself to achieving the goal, before this decade is out, of landing a man on the Moon and returning him safely to the Earth. No single space project in this period will be more impressive to mankind, or more important in the long-range exploration of space; and none will be so difficult or expensive to accomplish..."
(邦訳)「…私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に我が国の国民が取り組むべきであると考えている。この時代の宇宙長距離探査の分野で、人類にとってこれ以上に素晴らしく、これ以上に重要な宇宙計画はないだろう。またこれ以上に遂行が困難で費用のかかる計画もないだろう…」
ケネディは、「10年後に人間を月に着陸させる」という最後のイメージを伝えてからアポロ計画に着手しました。だから、アポロ計画は成功して、本当に月に人間を着陸させました。最後のイメージを国民が共有したから、支持したし、計画に直接携わる人たちは途中であきらめずに目標に向かえました。
90分や120分の勉強でも、2週間後のテストに向かった勉強でも、1年後の岐阜高校合格に向けた勉強でも同じことです。まずは、最後のイメージを持たせる。そして、そこに向かうためのプロセスを決めて、着実にそれをこなしていけば、目標を達成させることができます。
GWたっぷり休んだので、小休止の順位です★