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2008年4月 1日
問題は、答えを背負って現れる
どこかへ行こうとする時に、まず何を確認しますか?
「目的地ですか?」「高速道路の整備状況ですか?」「中継ポイントとなる道の駅ですか?」
どこかへ行こうとする時に、一番大事なことは、
「現在地の確認」
です。
現在地を知らなくして、目的にいけるはずもありません。目的地が岐阜駅だとしても、出発地点が岐阜大学なのか、それとも、名古屋駅なのかでは行き方は全く違うし、方向も全く違います。
すごく単純なことですが、このことに気づいていない子どもたちは結構多いです。ただ闇雲に勉強をしている。目的地に向かってもがいている感じです。それでは、申し訳ないが結果は出ません。結果を出したければ、自分自身がどこにいるのかをもっとよく考える必要があります。
現在地といっても、どこの分野が得意で、どこの分野が苦手とかそういうものだけではなく、今までどういうことをやってきて、どういう行為が効果的で、どういう行為をすれば効果が上がると知っているかなども含みます。また、客観的に見て自分ができていないことを捉えることも重要です。
実践例を紹介すると、
・毎日速読英単語を4ページずつこなしてきている。
・あんまりやれていないけど、英語の教科書の全文和訳を暗記すれば良い点が採れる。
・語順整序問題や英作文はほとんど点数が採れた試しがない。
・夜20時に寝て、朝4時に起きれば良い一日が送れる
・中学の文法は忘れている。
・5回ずつなど練習して丸暗記すれば結果が出る。
これは、高校生の事例ですが、中学生でも自分を見つめ直させると意外にいろいろなことを気づいてくれます。人間の心は弱いものなので、分かっていてもやめられないことはたくさんあります。太るって分かっていても、ついつい晩酌をしてしまう。そんなものです。
しかし、自分の現在地を確かめて、弱い自分と対話しながら、一歩一歩歩み続けるという行為が非常に重要です。
自分を知って、自分と対話をしながら、1mmでも成長しようと努力する。それが、教育にとって一番大事なことです。
「問題は答えを背負って現れる」
答えは、自分の中にあります。自分を見つめて、自分の現在地をよく知ることから始めましょう。
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